本– category –
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歴史・地理
『マヤ文明 ― 密林に栄えた石器文化』青山和夫
謎といわれる文明をつくりあげたのは、人。 ピラミッド、天文学、暦、石碑・・・。マヤ文明は私の憧れでした。いつかメキシコに行ってみたいと思い、2012年その願いが叶いました。訪れた遺跡チチェン・イツァの神殿ピラミッドを見たときの感激はいまも忘れ... -
哲学・思想
『哲学ってなんだ』竹田青嗣
哲学者でなくとも、哲学できる。 ジュニア向けに書かれた入門書でありながら、奥が深い。私のような哲学を知らない者にとっては、哲学の入口へ導いてくれるこのような書が非常にありがたいものです。 著者と哲学の出会いから始まり、哲学と宗教、哲学のパ... -
囲碁・将棋・チェス・麻雀
『長考力 ― 1000手先を読む技術』佐藤康光
より深く、もっと深く、一手でも深く 深い読みに定評のあるプロ棋士・佐藤康光は「1秒間に1億と3手読む男」と称されています。若手のころは、羽生善治らとともに同じ研究会で技を磨きあっていたトップ棋士のひとりです。 将棋の一手というのは、直感でひら... -
クイズ・パズル
『ポール・スローンの札束を焼く強盗(ウミガメのスープ③)』ポール・スローン+デス・マクヘール
広げていけば、やがて解にたどりつく。 水平思考推理ゲームは「LTP:Lateral Thinking Puzzles」と呼ばれるものです。 推理や論理を駆使し、思考を巡らして問題の解答を見つけていくこと、その過程が面白いのです。解答をすぐ見たくなりますが、解答に至る... -
クイズ・パズル
『大人のための名作パズル』吉田敬一
ひらめきが訪れる瞬間が癖になる。 パズルといっても、その種類は様々です。本書では、クロスワードパズル、論理的パズル、計算パズル、図形パズル、数独・ナンプレ、ジグソーパズル、ルービック・キューブ、その他の知恵の輪パズルなどと分類紹介していま... -
随筆・エッセイ
『僕は人生についてこんなふうに考えている』浅田次郎
人生を肯定すれば、人生について語ることができる。 人生に対する考え方は人それぞれです。 また自分の人生に対する考え方と、他人の人生に対する考え方は微妙に異なるかもしれません。自分とは違う人がどのように人生について考えているかは、とても興味... -
哲学・思想
『思考の整理学』外山滋比古
思考が整理されれば、さらなる思考を求めてしまう。 著者はあとがきでこう述べています。 だいたい、思考とか、思考の整理について、かんたんに方法を教えることは困難であると思っている。 そう、この本は思考の整理のハウツー本ではありません。読者が自... -
仕事・ビジネス
『ビジネス版悪魔の辞典』山田英夫
定義の仕方で、ビジネスは見え方が変わる。 アンブローズ・ビアスの名著『悪魔の辞典』のアイディアを基に、日本のビジネス現場で起きている様々な事象をわかりやすく説明する目的で書かれたものです。 人事、組織、教育など多岐にわたる分野の用語が多数... -
囲碁・将棋・チェス・麻雀
『不屈の棋士』大川慎太郎
コンピュータ将棋を見たいんじゃない。棋士対棋士の矜持ある将棋が見たいんだ。 AIの発達により、将棋のコンピュータソフトがプロ棋士を負かす時代がやってきました。400年以上の歴史を持つ将棋界にとっては、まさに今が転換点ともいえるでしょう。 プロ棋... -
評論・研究
『沈黙の春』レイチェル・カーソン(青樹簗一訳)
自然が沈黙するとき、人類は生き残ることができるのだろうか。 環境問題について考えるとき、避けて通れないのが本書であります。有機塩素系の殺虫剤DDTの危険性を詳細に述べています。 タイトルの「沈黙」とは、鳥が啼かなくなった「沈黙」を指します。殺... -
笑い・ユーモア
『ウケる技術』小林昌平 / 山本周嗣 / 水野敬也
ウケる人は、ウケる術を学んできた人たちです。 いつも周囲を笑わせる、いわゆる「ウケる人」に憧れたことはないでしょうか。 「ウケる」とはセンスや能力ではなく、「技術」で磨くことができるというのが本書のスタンスです。 40の「ウケる技術」と、8つ... -
哲学・思想
『逆説思考 ― 自分の「頭」をどう疑うか』森下伸也
立つ向きを180度変えてみる。 「逆説思考」とは聞き慣れない用語ですが、著者は「通常の価値観の一面性を暴露し、それを反転させてしまう思考のスタイル」と定義しています。 常識・固定観念にとらわれると、通り一辺倒な考え方しかできなくなりますが、そ... -
哲学・思想
『こころの処方箋』河合隼雄
「わからない」は、「わかる」に劣るわけではない。 こころに効く薬はなくても、こころに効く文章はあることを本書が示してくれます。全55章のそれぞれが、疲れたこころに沁みいってきます。 「人の心などわかるはずがない」「やりたいことは、まずやって... -
子育て
『問いつめられたパパとママの本』伊丹十三
素直で素朴な質問であればあるほど、大人を悩ませる。 子どもの質問はなぜああも難しいのでしょうか。答えに窮するような鋭い質問が投げかけられた経験は、多くの方がお持ちでしょう。でも子どもは疑問に思ったことを素直に問うているだけなのです。 本書... -
随筆・エッセイ
『眠れぬ夜に読む本』遠藤周作
眠りの前に触れることばのなんとやさしいこと。 「生と死について考える」「東京について考える」「自分と他人と動物について考える」「趣味と興味について考える」の四章から成るエッセイ集。 著者の日常を通して語られる言葉の数々は、まさに夜更けにぴ... -
人生・生き方
『孤独であるためのレッスン』諸富祥彦
孤独とは、自分と向き合うこと。 昔に比べてうまく生きることができない人が増えたといわれて久しいが、本書の内容はそういう社会現象を背景として生まれた一冊といっていいでしょう。 第一章の題は「孤独は悪か」。「孤独」であることは本当に悪いことな... -
クイズ・パズル
『アシモフの雑学コレクション』星新一編訳
雑学も積もれば、知識となる。 作家アイザック・アシモフが収集した雑学が1800程度収録された、まさに雑学のためだけの一冊です。 例えば「魚も船酔いする。ガラス鉢を人工的に揺らせたら、金魚が船酔いになった」や「クジラは眼球が動かせない。横を見る... -
仕事・ビジネス
『働くことがイヤな人のための本』中島義道
なぜ働くのか? なぜ働きたくないのか? 働くとは何なのか? 四人の仮想人物との対話を通して、働くとは何かを考えていくという内容の一冊です。 働くことがイヤだなと感じたことがある人にとって、このタイトルはかなり魅力的でしょう。私自身もそうで... -
人生・生き方
『人生論ノート』三木清
あなたの人生ノートをつくるために、参考にすべき第一のノート。 「死について」「幸福について」「人間の条件について」「孤独について」等、人生に関わる題を集めた全23章の論文集です。 三木清の文章は、一文一文が短く、リズミカルに読めます。人生と... -
人生・生き方
『うらおもて人生録』色川武大
人生は勝ち続ければいいってものじゃない。負けることを知っている人は人生の豊かさを知っている。 生きている日々の中で、悩みのない人なんているのでしょうか。 多かれ少なかれ人生に悩み、疲れ、自分を見つめなおす、そんな時間を一度は過ごしたことが... -
哲学・思想
『読書の方法 ― なにを、どう読むか』吉本隆明
「書を読むこと」は喜びである。「方法を意識して書を読むこと」は、さらなる喜びである。 知の巨人・吉本隆明が、読書について語った一冊です。 章立ては次の3章から成ります。 「なにに向かって読むのか(読書原論)」「どう読んできたか(読書体験論)...