おすすめ本– tag –
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囲碁・将棋・チェス・麻雀
『不屈の棋士』大川慎太郎
コンピュータ将棋を見たいんじゃない。棋士対棋士の矜持ある将棋が見たいんだ。 AIの発達により、将棋のコンピュータソフトがプロ棋士を負かす時代がやってきました。400年以上の歴史を持つ将棋界にとっては、まさに今が転換点ともいえるでしょう。 プロ棋... -
評論・研究
『沈黙の春』レイチェル・カーソン(青樹簗一訳)
自然が沈黙するとき、人類は生き残ることができるのだろうか。 環境問題について考えるとき、避けて通れないのが本書であります。有機塩素系の殺虫剤DDTの危険性を詳細に述べています。 タイトルの「沈黙」とは、鳥が啼かなくなった「沈黙」を指します。殺... -
笑い・ユーモア
『ウケる技術』小林昌平 / 山本周嗣 / 水野敬也
ウケる人は、ウケる術を学んできた人たちです。 いつも周囲を笑わせる、いわゆる「ウケる人」に憧れたことはないでしょうか。 「ウケる」とはセンスや能力ではなく、「技術」で磨くことができるというのが本書のスタンスです。 40の「ウケる技術」と、8つ... -
哲学・思想
『逆説思考 ― 自分の「頭」をどう疑うか』森下伸也
立つ向きを180度変えてみる。 「逆説思考」とは聞き慣れない用語ですが、著者は「通常の価値観の一面性を暴露し、それを反転させてしまう思考のスタイル」と定義しています。 常識・固定観念にとらわれると、通り一辺倒な考え方しかできなくなりますが、そ... -
哲学・思想
『こころの処方箋』河合隼雄
「わからない」は、「わかる」に劣るわけではない。 こころに効く薬はなくても、こころに効く文章はあることを本書が示してくれます。全55章のそれぞれが、疲れたこころに沁みいってきます。 「人の心などわかるはずがない」「やりたいことは、まずやって... -
子育て
『問いつめられたパパとママの本』伊丹十三
素直で素朴な質問であればあるほど、大人を悩ませる。 子どもの質問はなぜああも難しいのでしょうか。答えに窮するような鋭い質問が投げかけられた経験は、多くの方がお持ちでしょう。でも子どもは疑問に思ったことを素直に問うているだけなのです。 本書... -
随筆・エッセイ
『眠れぬ夜に読む本』遠藤周作
眠りの前に触れることばのなんとやさしいこと。 「生と死について考える」「東京について考える」「自分と他人と動物について考える」「趣味と興味について考える」の四章から成るエッセイ集。 著者の日常を通して語られる言葉の数々は、まさに夜更けにぴ... -
人生・生き方
『孤独であるためのレッスン』諸富祥彦
孤独とは、自分と向き合うこと。 昔に比べてうまく生きることができない人が増えたといわれて久しいが、本書の内容はそういう社会現象を背景として生まれた一冊といっていいでしょう。 第一章の題は「孤独は悪か」。「孤独」であることは本当に悪いことな... -
クイズ・パズル
『アシモフの雑学コレクション』星新一編訳
雑学も積もれば、知識となる。 作家アイザック・アシモフが収集した雑学が1800程度収録された、まさに雑学のためだけの一冊です。 例えば「魚も船酔いする。ガラス鉢を人工的に揺らせたら、金魚が船酔いになった」や「クジラは眼球が動かせない。横を見る... -
仕事・ビジネス
『働くことがイヤな人のための本』中島義道
なぜ働くのか? なぜ働きたくないのか? 働くとは何なのか? 四人の仮想人物との対話を通して、働くとは何かを考えていくという内容の一冊です。 働くことがイヤだなと感じたことがある人にとって、このタイトルはかなり魅力的でしょう。私自身もそうで... -
人生・生き方
『人生論ノート』三木清
あなたの人生ノートをつくるために、参考にすべき第一のノート。 「死について」「幸福について」「人間の条件について」「孤独について」等、人生に関わる題を集めた全23章の論文集です。 三木清の文章は、一文一文が短く、リズミカルに読めます。人生と... -
人生・生き方
『うらおもて人生録』色川武大
人生は勝ち続ければいいってものじゃない。負けることを知っている人は人生の豊かさを知っている。 生きている日々の中で、悩みのない人なんているのでしょうか。 多かれ少なかれ人生に悩み、疲れ、自分を見つめなおす、そんな時間を一度は過ごしたことが... -
哲学・思想
『読書の方法 ― なにを、どう読むか』吉本隆明
「書を読むこと」は喜びである。「方法を意識して書を読むこと」は、さらなる喜びである。 知の巨人・吉本隆明が、読書について語った一冊です。 章立ては次の3章から成ります。 「なにに向かって読むのか(読書原論)」「どう読んできたか(読書体験論)... -
短歌・俳句・詩
『プーさんの鼻』俵万智
感情は気ままである。まるで川の流れのように。かつての驚きは、いまや平凡でしかない。だからこそ、いまこの川の流れを見ていたいんだ。 俵万智の第四歌集。 本歌集には、子どもを詠んだ歌が多く登場します。 あとがきにも「初めの一歩の驚きを、逃さずに... -
短歌・俳句・詩
『サラダ記念日』俵万智
記念日は自由に設定していい。 280万部という異例の大ベストセラーとなった『サラダ記念日』。 歌集がこれほど売れることはかつてなかったし、これからもおそらくないでしょう。それほどにこの一冊のインパクトはすごかったといえます。 それは「巧さ」よ... -
クイズ・パズル
『東大クイズ研のすごいクイズ500』東京大学クイズ研究会
日本最高レベルの大学生がつくるクイズは非常にシンプルだ。でもそのシンプルが非常に難しい。 クイズブームは約10年周期で訪れるといわれています。昨今もテレビのクイズ番組が増えたように感じます。 さて、本書は東京大学クイズ研究会が厳選したクイズ5... -
短歌・俳句・詩
『夜のミッキー・マウス』谷川俊太郎
「谷川俊太郎=二十億光年の孤独」ではない。 谷川俊太郎氏といえば教科書で習った「二十億光年の孤独」の印象が強烈に残っています。でも谷川氏はもっともっと多くの、そしていろんなタイプの詩を発表し続けています。 本書は表題作「夜のミッキー・マウ... -
短歌・俳句・詩
『八月のフルート奏者』笹井宏之
何色でもない言葉、しいていうなら風の色に近い言葉。 26歳の若さで亡くなった歌人・笹井宏之の第三歌集。 「透明感」という言葉で語られることの多い笹井ですが、本歌集の傾向は少し異なります。 それは新聞投稿歌を中心にまとめられているからです。とは... -
生活・実用
『色の秘密 ー 色彩学入門』野村順一
生活を変えたいなら、まず「色」を知ろう。 巻頭カラー図表がおすすめです。 「好きな色で異性との相性が分かる」「好きな色で分かる人柄と適職」「自分色とその人物像」など、色が持っている特性や傾向を一目でつかむことができます。 例えば「黄色」は「... -
言葉
『古文の読解』小西甚一
習うより慣れろ。古文だって例外じゃない。 古文に苦手意識がある方は少なくありませんが、古文は決して取っつきにくいものではないことを、この一冊が教えてくれます。 全六章から成り、昔の暮らしから文学のジャンル分け、そして古典文法の詳細な説明ま... -
随筆・エッセイ
『整形前夜』穂村弘
「前夜」の後に訪れる夜を「前夜」とは呼ばない。 記憶や日常、言葉をテーマとした、歌人・穂村弘のエッセイ集。本書には中学生時代の出来事がたびたび登場し、自分の中学生時代と比較して共感したり、そうかなと感じたりしながら読み進めることができます...