『プーさんの鼻』俵万智

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感情は気ままである。まるで川の流れのように。かつての驚きは、いまや平凡でしかない。だからこそ、いまこの川の流れを見ていたいんだ。

俵万智の第四歌集。

本歌集には、子どもを詠んだ歌が多く登場します。

あとがきにも「初めの一歩の驚きを、逃さずに三十一文字に刻みたい」と述べています。

ただし、ここに収められている短歌は、決して子どもの成長の記録ではありません。ひとりの成長した人間(作者)が、ひとりの小さな人間(子ども)に対峙した結果生まれた、人と人との関係性の結晶なのです。344首収録。

秋はもういい匂いだよ早く出ておいでよ八つ手の花も咲いたよ

とりかえしつかないことの第一歩 名付ければその名になるおまえ

おさなごの指を押さえてこの淡き小さき世界のふち切り落とす

みどりごの眠りは深し口もとのガーゼかすかに震わせながら

生きるとは手をのばすこと幼子の指がプーさんの鼻をつかめり

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