哲学・思想

哲学・思想

哲学・思想

『教養として学んでおきたい哲学』岡本裕一朗

哲学への入口として書かれる本には、哲学者の思考の断片をリスト形式や歴史形式で紹介されているものが多いのですが、本書は少し違います。もちろん哲学の歴史全体に触れてはいるのですが、それを網羅することに重点が置かれているのではなく、むしろ考えるとはどういうことかに焦点が当てられています。
哲学・思想

『人生を投げ出す前に知りたい11の視点』長岡周作

「人生を投げ出したい」と思ったことはありませんか? 「何もかもがどうでもいい」と思ったことはありませんか?  毎日の生活においては、楽しいと感じることよりも悩みの方が多いかもしれません。悩みの原因は何でしょうか。仕事に対する悩みでしょうか、人間関係に関する悩みでしょうか?
哲学・思想

『もしも老子に出会ったら』山田史生

中国の思想家”老子”の思想を、老子と少女の対話によって表現した一冊です。合間には、陰の声が割って入り、補足をしてくれます。思想というと非常にわけがわからなくなることが多いのですが、本書は対話形式ということもあり、読んでみようかなという気にさせてくれます。ただし、内容は何とも奥深い。一冊を読み終えても、わかったような、わからないような、むしろわからないことが読む前よりも増えたような、そんな気持ちにさせてくれます。
人生・生き方

『新人生論ノート』木田元

昭和初期の哲学者・三木清に『人生論ノート』という著作があります。本書はこの『人生論ノート』と直接の関連はないが、同じく哲学者の著者がその構成を参考にして書いた現代版の人生論の一冊ということになります。
人生・生き方

『それでも人生にイエスと言う』V・E・フランクル(山田邦男 / 松田美佳 訳)

著者のフランクル(Victor E. Frankl)は、第二次世界大戦下、ナチスにより強制収容所に送られた経験を持つ精神科医です。彼は家族の多くを失いますが、1945年にアメリカ軍により解放されました。彼の過酷な実体験から紡ぎだされる考えや言葉は、現在のわれわれの胸にも響いてきます。本書は「Ⅰ生きる意味と価値」「Ⅱ病いを超えて」「Ⅲ人生にイエスと言う」の三章から成り、最後に訳者による50ページを超える解説が付されています。タイトルの「それでも人生にイエスと言う」とは何と素敵な言葉でしょうか。
哲学・思想

『基礎講座 哲学』木田元 / 須田朗

哲学という学問は、初学者にとって勉強したいと思ってもどこからどのように勉強していいかわからないものです。西洋哲学、東洋哲学、あるいは古代哲学から現代哲学という分類などさまざまで、哲学が取り扱う範囲は相当に広いからです。
哲学・思想

『孫子の兵法がわかる本』守屋洋

経営者で『孫子』を愛読している人の数は少なくないでしょう。『孫子』は紀元前5世紀ごろに中国で成立した兵法書ですが、現代の仕事や生活において十分通じる内容を含んでいます。そのあたりが経営者に好まれる所以でありましょう。本書は『孫子』をわかりやすく解説した一冊です。勝負に勝つにはどうすべきか。さまざまな方法があると思いますが、「情報力」が大切であると切に感じさせてくれます。人口に膾炙した次の一節は『孫子』の肝ともいえます。
人生・生き方

『カンの正体 ―「直勘力」で逆境に強くなる』桜井章一

著者は、麻雀の代打ちで20年間無敗の経歴をもつ「雀鬼」として知られています。カンとはなかなかとらえどころのないものですが、そのカンとは何か、カンで判断することの大切さに迫った一冊です。常識や知識、固定観念といったものにとらわれすぎている今の世の中ですが、そんなものよりもっと大切にしなければいけないものが「カン」であると著者は説きます。常識などはむしろ、人間の本来の能力を阻害していると指摘しています。本書では、子どもの感覚に戻ることや、譲る力など多方面からカンの実体に迫り、いままでの考えを改めさせられるトピックが満載の書となっています。
人生・生き方

『よく生きる』岩田靖夫

哲学に精通する著者が、古代ギリシアの哲学を中心に「よく生きる」とは何かを問うている一冊です。章立ては「幸福」「他者」「神」「社会」の四章。生きる上で「よく」生きたいと考えるのは自然であります。
哲学・思想

『哲学ってなんだ』竹田青嗣

ジュニア向けに書かれた入門書でありながら、奥が深い。私のような哲学を知らない者にとっては、哲学の入口へ導いてくれるこのような書が非常にありがたいものです。著者と哲学の出会いから始まり、哲学と宗教、哲学のパラドクス、実存、現象学、自己などと展開し、哲学者ニーチェやフッサール、ヘーゲルなどを取り上げ、次第に哲学の核心に触れていきます。著者にとって哲学とは、「自分で考え直すための思考の方法」であり、また「世界を深く知る」ことが重要であると述べています。哲学って何だろうと思ったら、最初に手に取りたい一冊です。
哲学・思想

『思考の整理学』外山滋比古

著者はあとがきでこう述べています。「だいたい、思考とか、思考の整理について、かんたんに方法を教えることは困難であると思っている」。そう、この本は思考の整理のハウツー本ではありません。読者が自由な思考を巡らすためのきっかけを与えてくれる、入口としての一冊なのです。思考とは自由で楽しいものであると気づくことができれば、もうすでに思考の整理が始まっているといっていいでしょう。
哲学・思想

『逆説思考 ― 自分の「頭」をどう疑うか』森下伸也

「逆説思考」とは聞き慣れない用語ですが、著者は「通常の価値観の一面性を暴露し、それを反転させてしまう思考のスタイル」と定義しています。常識・固定観念にとらわれると、通り一辺倒な考え方しかできなくなりますが、そんなときこそ「逆説思考」の有効性が発揮されることでしょう。本書は、「逆説とは何か」から始まり、逆説ことわざ、逆説的生き方、人間という逆説など、広く事例を挙げ、逆説の世界に分け入っています。どうも思考が偏って、固まってきたという方にはぜひ手に取ってほしい一冊です。
哲学・思想

『こころの処方箋』河合隼雄

こころに効く薬はなくても、こころに効く文章はあることを本書が示してくれます。全55章のそれぞれが、疲れたこころに沁みいってきます。「人の心などわかるはずがない」「やりたいことは、まずやってみる」「うそは常備薬 真実は劇薬」「すべての人が創造性を持っている」など興味深い内容が並びます。「わからない」ことから始める、こころとの向き合い方。読み終えた後、少しこころが軽くなる、そんな一冊です。
人生・生き方

『孤独であるためのレッスン』諸富祥彦

昔に比べてうまく生きることができない人が増えたといわれて久しいが、本書の内容はそういう社会現象を背景として生まれた一冊といっていいでしょう。第一章の題は「孤独は悪か」。「孤独」であることは本当に悪いことなのでしょうか、著者は問いかけます。そして孤独になることはひとつの「能力」であるといっています。「孤独」に対する考え方が少し変わる、生きるためのレッスン書です。
仕事・ビジネス

『働くことがイヤな人のための本』中島義道

四人の仮想人物との対話を通して、働くとは何かを考えていくという内容の一冊です。働くことがイヤだなと感じたことがある人にとって、このタイトルはかなり魅力的でしょう。私自身もそうでした。本書を読んで、では働かなくて生きていけるのかという回答は残念ながら得られません。ただし働くことや仕事に行き詰っている場合、本書を手に取ることで働くことに対して何らかのヒントを得られるかもしれません。読まないで判断するのではなく読んでから判断する、ということが大切なことだと思います。
人生・生き方

『人生論ノート』三木清

「死について」「幸福について」「人間の条件について」「孤独について」等、人生に関わる題を集めた全23章の論文集です。三木清の文章は、一文一文が短く、リズミカルに読めます。人生という内容が深いものだけに、読むときの心地よさは非常に重要になってきますが、三木の文章は読んでいて心が落ち着きます。人生は長いようで短く、短いようで長い。そんな人生において、この一冊に出合えることはやはり幸せなのだと感じます。
哲学・思想

『読書の方法 ― なにを、どう読むか』吉本隆明

知の巨人・吉本隆明が、読書について語った一冊です。章立ては「なにに向かって読むのか(読書原論)」「どう読んできたか(読書体験論)」「なにを読んだか、なにを読むか(読書対象論)」の3章から成ります。随所にインタビューを交え、さらに中沢新一との対談、荒俣宏との対談も必見です。体験を中心としたボリューム満点の濃い内容は、読書とは何かについてもっと考えてみたい人におすすめです。
哲学・思想

『幸福論』アラン

有名著述家が書いた『幸福論』というタイトルの本は何冊かありますが、中でもアランのものが有名です。本書には幸福に関する93のプロポ(哲学断章)が収められています。「ほほ笑みたまえ」「心のしぐさ」「あくびの技術」「夫婦」「絶望について」「幸福は徳である」といった題が並びます。どこからでも読める点がおすすめです。幸福ってあまり堅苦しく考えなくても、結構身近にあったりするものだと感じさせられます。
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