随筆・エッセイ– category –
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随筆・エッセイ
『百人一酒』俵万智
人の数だけ、お酒の物語。 お酒をめぐる物語は、お酒だけがそこにあるのではありません。お酒プラス「アルファ」が必ずそこにあって、初めてお酒の物語が生まれるのです。そう、この「アルファ」の部分が重要で、それによって物語はさまざまに変化していく... -
随筆・エッセイ
『ひとは情熱がなければ生きていけない』浅田次郎
情熱を補充してみませんか? この本のタイトルを見たときに、「情熱をもって生きているのだろうか?」と自分に思わず問いかけてしまいます。「情熱」の熱量は人によってさまざまだとは思いますが、生きていく上で、少なからず「情熱」と呼ぶべきものが必要... -
随筆・エッセイ
『両手いっぱいの言葉 ― 413のアフォリズム ― 』寺山修司
ことばは時に劇薬である。特に寺山修司のことばは! 演劇、映画、詩、俳句、短歌、評論、写真など多彩な才能で知られる寺山修司。彼の残した多くの言葉がこの一冊に収められています。「愛」「美」「暴力」「文明」「変身」「飛翔」「友情」「夢」など52章... -
随筆・エッセイ
『他者が他者であること』宮城谷昌光
「他者」があるから、「自分」がある。 中国の歴史小説を書き続けている宮城谷昌光のエッセイ集です。本書の特徴は何といってもその多彩な内容が凝縮されている点でしょう。「Ⅰ 湖北だより」「Ⅱ 中国古代の構図」「Ⅲ カメラ」「Ⅳ 他者が他者であること」の... -
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『釈迦に説法』玄侑宗久
あなたの生き方・考え方、凝り固まっていませんか? 芥川賞作家として知られる著者の初めてのエッセイ集です。著者は臨済宗妙心寺派の僧侶でもあり、本書は小説家兼僧侶の持ち味がいかんなく発揮された一冊です。心地よい文章と、生や死についてやさしく説... -
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『うたの動物記』小池光
動物園で触れたことはある。テレビで見たことはある。音楽で聴いたことはある。でも、短歌の中で動物に触れたことはありますか? 本書の「うた」とは「短歌」のことです。 短歌とは日本古来から続く詩歌の形式で、五七五七七の計三十一音で一首をなします... -
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『きみは赤ちゃん』川上未映子
きみがここにいる。そのすべてに「ありがとう」といいたい。 著者の出産から子育てまでを綴った抱腹絶倒かつ涙なみだのエッセイです。 子どもを産む、子どもが生まれる、子どもを育てる、子どもが育つということは、本当に本当に大変な出来事であり、また... -
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『ひとり暮らし』谷川俊太郎
言葉とともに暮らし、言葉とともに眠る。 詩人の生活とはどんなものか気になる方は多いと思います。詩集からだけではわからない、詩人の生活の一端を本書はのぞかせてくれます。 構成は大きく3章。新聞や雑誌に掲載されたショートエッセイを集めた「私」、... -
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『僕は人生についてこんなふうに考えている』浅田次郎
人生を肯定すれば、人生について語ることができる。 人生に対する考え方は人それぞれです。 また自分の人生に対する考え方と、他人の人生に対する考え方は微妙に異なるかもしれません。自分とは違う人がどのように人生について考えているかは、とても興味... -
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『眠れぬ夜に読む本』遠藤周作
眠りの前に触れることばのなんとやさしいこと。 「生と死について考える」「東京について考える」「自分と他人と動物について考える」「趣味と興味について考える」の四章から成るエッセイ集。 著者の日常を通して語られる言葉の数々は、まさに夜更けにぴ... -
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『うらおもて人生録』色川武大
人生は勝ち続ければいいってものじゃない。負けることを知っている人は人生の豊かさを知っている。 生きている日々の中で、悩みのない人なんているのでしょうか。 多かれ少なかれ人生に悩み、疲れ、自分を見つめなおす、そんな時間を一度は過ごしたことが... -
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『整形前夜』穂村弘
「前夜」の後に訪れる夜を「前夜」とは呼ばない。 記憶や日常、言葉をテーマとした、歌人・穂村弘のエッセイ集。本書には中学生時代の出来事がたびたび登場し、自分の中学生時代と比較して共感したり、そうかなと感じたりしながら読み進めることができます...
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