ダイエットは人類にとって永遠のテーマです。
そしてこの世の中には、おいしい食べもので溢れかえっています。しかもそのほとんどが「ジャンクフード」と言われるものです。
「ジャンクフード」と「ダイエット」というのは真逆に位置しますが、実はこの「ジャンクフード」を食べていてもダイエットできるコツがあること、ご存知でしたか。
「ジャンクフード」といって私が真っ先に思いつくのはハンバーガーやフライドポテト、揚げ物などですが、実はラーメンや牛丼、寿司までも「ジャンクフード」にあたります。
そこで今回は、この主食となるラーメンや牛丼、寿司などを食べながら「食べ方」にスポットを当てて、ダイエットする方法についてみていきたいと思います。
太らないラーメンの食べ方
ラーメンは脂質、糖質共に塩分も多く含まれ、ダイエットしているときに食べてはいけないものベスト3に入っていますよね。
しかし、このラーメンも食べ方次第でダイエットしながら食べることができるんです。
例えば、ラーメンの「味」ですが、とんこつラーメンは脂質が多いため、とんこつラーメンよりも醤油ラーメンの方がカロリーは低いんです。
最近ではラーメン屋によっては麺の量を選ぶことができたり、低糖質麺を使っているところもあります。
また食べ方については、ラーメンのスープには脂質や塩分が多く含まれているため、飲み干さないことが重要です。
さらに、ラーメンのトッピングとして乗っているメンマやねぎ、ほうれん草や海苔、もやしなどの量を増やして満腹感を味わうことでラーメン一杯でバランスのよい立派な食事になります。
そしてラーメンを食べるときも、始めから麺を食べるのではなく、トッピングされている野菜から食べることにより血糖値の上昇を抑えることができます。
太らない牛丼の食べ方
次に一杯で満足できる牛丼の食べ方についてみていきたいと思います。
実は牛丼は味付けに大きな原因があります。
甘辛く味付けされたタレには、糖分と塩分が多く含まれ、どんぶりに盛られたごはんだけでもカロリーが高いものです。
普通に牛丼を食べると体によくありませんが、ここでひと工夫することでダイエットしながらも食べることができます。
それは牛丼ではなく、「牛皿定食」にして食べることです。牛皿定食にすることで、ごはんと牛肉炒めが別で出てくるのでごはんの量を少なめにして、別で盛られた牛肉炒めの甘辛タレを少しでも残すことができます。
そして「定食」というだけあって、味噌汁や野菜がついてくるので味噌汁や野菜を先に食べることにより血糖値の上昇を抑えることができ、バランスよい食事となります。
さらに肉好きには脂身がたまらないのかもしれませんが、カルビやバラ肉というのは動物性脂肪が多いので、とんかつであればヒレ肉を選んだり、焼肉もロースをメインにしたり、ちょっとした工夫で脂肪分を抑えることができます。
鶏肉でいえば、鶏皮やもも肉よりもササミや胸肉の方が脂質が抑えられるのでおすすめです。
太らない寿司の食べ方
次に私も大好きな寿司の食べ方についてみていきたいと思います。
寿司なら魚だし、ダイエット中でもOK! と思っている人も多いのではないでしょうか。
もちろん、魚の脂身は肉の脂身と違い、ヘルシーと言われていますが、寿司の場合は酢飯の部分に大きな落とし穴があったんです。
酢飯には糖質や塩分が含まれているため、寿司ばかりを食べていると確実にダイエットとはかけ離れてしまいます。
そして魚においてもトロは赤身よりも3倍近くカロリーが高く、マヨネーズの多い寿司も控えた方がよいですね。
回転寿司では一人あたりの平均は7~8皿と言われていますが、ダイエット中であれば5皿程度に抑えたいものです。
そのためにも、味噌汁やサラダなど他のサイドメニューを注文して寿司と一緒に満腹感を味わう工夫が必要です。
まとめ:ジャンクフード好きでもダイエットできるって本当?
ダイエットというと、食べたいものを我慢しなければならない苦しい習慣のように思われますが、それでは長続きもせず、リバウンドしてしまっては本末転倒です。
そもそも食事というのは、人を幸せにするものです。
それがダイエットとなるとストレスだらけの食事になってしまってはまったく意味がありません。
「食べたいものを食べて無理なくダイエット」
これが理想的なダイエットとの向き合いかたです。
そのためには食べたいものを食べるときに、一度立ち止まって「食べる量」「食べる順番」「食べる時間」「バランス」を考えることです。
一見、面倒くさいように思えますが、ダイエットの習慣を作るように、食事をする前に立ち止まって考える習慣をつけることで無理なく続けられるダイエットをすることができます。
例えば、ある日の食事で、糖分や塩分、カロリーが高い食事を摂ったら、次の日は野菜多めの食事を意識してみるなど、ほんの少し、食べ方を考える習慣をつけてストレスの少ないダイエットを続けてみてはいかがでしょうか。