前回の内容で「案件応募」をするところまで準備を進めてきましたが、応募の準備を進めるだけではお仕事はできません。いよいよこれから案件応募へと進めていきます。
しっかりと準備はできているので恐れる必要はありません。
初めての体験なので少しとまどうところがあるかと思いますが、あせらずに「自分」に自信をもって取り組んでいきましょう。
いかにクライアント様に「案件に取り組む姿勢」を表現できるかが勝負どころです。「なるほど!では書いてもらおう」と思わせる「応募文」で案件獲得へ進みましょう!
クラウドワークス・案件応募の手順
得意なジャンルで検索
「記事・Webコンテンツ作成」で検索条件を設定しているので、あとは掲載されている案件に応募するだけなのですが「どんな案件に応募すればよいか」を考えましょう。
自分がどんなものに興味があるか、得意なものがあるか、好きな趣味や文化、勉強のこと、ファッションやスマホアプリ、ゲームやSNSなど、どんな案件もあります。
案件の決め方にセオリーはありません。「この案件にチャレンジしたい!」と先に決める方法と、案件を検索しながら「おっ、この案件よさそうだ」と決める方法と、それぞれのやり方で決めればよいと思います。
最初の案件なので、やはり「得意なこと、好きなこと」を記事にすることが大切かと思います。
知らないことはGoogleで検索して調べれば良いのですが、ある程度知っていれば、調べることも入りやすいと思います。
案件内容をよく確認する
チャレンジできそうな案件を見つけたら、案件内容をよく確認しましょう。重要なところは以下の通りとなります。
1. 文字単価
まずは勉強するためのライティングなりますので、単価は気にせずに。0.1円でも「実績作り」と考えて幅広く案件をとらえていきましょう。
2. 作成記事の文字数
自分が取り組める文字数を確認しましょう。
大体、2,000~3,000文字が一般的です。5,000文字以上の場合は時間がかかってしまうので、敬遠したほうが良いかと思います。文章作成に自信があるのであれば、チェレンジしてみてください。
3. 入稿方法
作成する記事を「何をベースに書くか?」になります。
おもな入稿方法は「グーグルドキュメント」「マイクロソフト・Word」になります。「テキストファイル」「ワードプレス」などもありますが、上記2点が初心者向けでは一般的になります。
4. テストライティングの有無
あなたの実力を確かめるために、クライアントが提示する内容です。たいがいの案件にテストライティングがあります。
見知らぬあなたと本採用するまでに、クライアントは「あなた」を知る必要があります。応募文だけでは図ることができないところを、テストライティングで実際の書かれた記事で判断することになります。
5. 記事作成開始からの納期
案件を応募してクライアント様より「テストライティング依頼」を受けた時から「何日で記事を完成させられるか」の期間を言います。
一般的には「一週間程度」ですが、クライアント様の要請により短期で記事作成をしてほしいと依頼される場合もあります。自分のライティングにとれる時間配分を考えて、納期を確認しましょう。
6. 執筆マニュアルの有無
初心者向けの案件には「執筆マニュアル」がクライアント様から提示されます。
その執筆方法の通りに記事作成をする必要がありますので、マニュアルが有るか無いかは重要になってきます。案件内容に記載がない場合は、応募の際に質問することをおすすめします。
7. コミュニケーション方法
クラウドワークスを通じてのコミュニケーション方法ならば問題ありません。
ですが、いきなり「メールアドレスを教えてほしい」「LINEのIDを教えて」と聞いてくるクライアントがいます。これは注意をしてください!
クラウドワークスには「詐欺案件」や「詐欺クライアント」が忍び込んでいる場合があります。記事作成しても報酬を支払わずにいなくなってしまうことや、クラウドワークス外で連絡を取り合おうとして、個人情報を奪い取る場合もあります。初心者は狙われやすいので、クラウドワークスの注意事項をよく読んでおきましょう。
8. 応募期間
案件の掲載期間を言います。
よさそうな案件があっても「もっと見てから決めよう」とする場合、応募期間をよく確認しましょう。
そんな時は「気になる」バナーを使いましょう。案件の脇に「リボンのような形」バナーがありますので、そこをクリックすると案件を別のファイルに保存することができます。あとで「気になる」のバナーをクリックすれば、保存した案件が整列されて確認できます。
9. 案件に応募しているワーカーの数
案件に応募している自分と同じワーカーの人数を言います。
人気の案件には、数十人の応募があり倍率が高くなりますから注意が必要です。人気の案件を勝ち取っていくか、低い倍率で地道にいくかはあなた次第ですが、応募ワーカーの人数は、案件応募の重要な位置付けとなりますので、どちらを取るにせよ
案件を獲得しなければ記事作成は始められません。よく考えて応募しましょう。
クラウドワークス・応募文の書き方
自分を大きく見せよう
案件内容をよく確認して「この案件に応募しよう!」と決めたら「応募する」のバナーをクリックしましょう。
いよいよ案件を応募するわけですが、応募に一番必要な「応募文」の作成が重要になります。
クラウドワークスの登録の時の「プロフィール作成」を思い出してください。初心者なので実績はまだありませんが、自分なりに知識習得している。書きたい想いもある。自信をもって応募文を作成しましょう。応募文の中では、自分のスキルを大きく見せることが重要となります。
「ライティングを学習した」という「スキル」に対して「どの程度が十分な知識なのか?」は人それぞれ感覚が違うので「本を読んだだけ」と思ってしまう人と、「本を読んで十分習得した」と思う人もいます。
その知識を持っていれば、少なくても、浅くても知識なので「知識がある」と言い切って自分を大きく見せていきましょう。
応募文の構成
1. 自己紹介
登録はペンネームでもよいですが、応募文は本名を名乗りましょう。信頼性が上がります。年齢、在住地、家族構成、性格、趣味は、簡潔、簡単に。
2. 本業での職種、担当している業務など
本業の職種や業務内容などは、応募文の本題となる部分です。ライティングにつながる内容を、具体的な例で表現しましょう。
例:「本業では営業を担当しており、お客様とのやり取りにメールを使用しており文章作成は日常的に実施しているので、このスキルをライターとして活かせないかと考えて応募いたしました。」「文章作成を得意としているので、ライターに向いている」などとアピールできます。
3. 案件を応募した理由
応募した理由が一番の「核」になりますので、じっくり考えましょう。
ここで大事なのが「謙虚にならない事」です。謙虚さは、日本人らしくて良いのですが、案件応募には必要ありません。
「上手く書けないかもしれませんが・・・」「勉強しながら書きたいです」などの文章が応募文あったら、クライアントはどう思うでしょうか?
「初心者ですがライティングに関する勉強をしてきたので、この記事作成に全力で取り組みます!」といわれたほうが伝わると思います。
熱意も過度になるとあまり伝わりません。
「一生懸命に書きます」「情熱と誠意だけは負けません」という意味のない熱意はかえって信頼性を落とします。
「御社の○○○○に対して、○○○○な記事が必要だと思っていますので、自分の○○○○な知識を記事にします」具体的な案件に対する「表現方法」を提示することが必要です。
噓はつかない
自分を大きく見せることは必要ですが、噓をついてまで表現するのは好ましくありません。
できないことをできるように表現することは噓になります。
「できるかできないか」よりも、「やるかやらないか」ではないかと思います。「やります」を具体化して表現しましょう。「私なら○○○○を○○○○な方法で実現します」ではどうでしょうか。
あと、「○○○○したいと思います」「○○○○と考えたいです」のような表現もクライアント様には低印象です。
「○○○○します」「○○○○と考えます」と言い切ることが大事。じらさず、自信をもって言い切ることを意識して応募文を完成させましょう。
クラウドワークス・応募後の対応方法
複数の案件に応募しよう
応募文が完成し案件応募ができて、あとはクライアントからの「連絡待ち」となるわけですが、一つの案件応募で「やった、できた、記事が書ける」と思ってはいけません。
案件には「競合相手」が必ずいるので、同じワーカーと競り勝つことができればよいですが、そんなにうまくいくことは少ないでしょう。そのためには「複数の案件に応募する」ことが大事です。
応募文の書き方は十分に分かったと思うので、あとはその応募文の書き方を応用して他の案件も応募していきましょう。
案件獲得は「落ちて当たり前」「獲得出来たらラッキー!」と思っていないと落選した時のショックはかなり大きくなります。
せっかく応募したのに・・・と思う気持ちもわかりますが、次へ次へと進めて、いつか案件獲得できるまで応募し続ける、忍耐力や気力も必要です。
複数の案件獲得の場合はどうする?
なかなか案件獲得に至らない場合もありますが、逆に複数案件を獲得できる場合も考えられます。
どんなライティングができるかわからないうちに複数案件を獲得できた場合は、一つに絞ったほうが良いかと思います。せっかくの案件獲得ですが、お断りすることもこれから必要になります。断る場合は丁寧に自分の状態を説明しましょう。
あとは、自分の時間の作り方次第ですので、ライティングできる時間が取れるのであれば複数の案件に名乗りを上げても良いかもしれません。
応募後の流れ
応募後、クライアント様より「ではテストライティングからお願いします」との連絡が来たらまずは一歩前進です。
クライアントからの連絡内容をよく読んで、提示されている「案件内容」を再度確認しましょう。案件内容とクライアント様からの連絡内容に相違ないことを確認したら、テストライティングを受諾する連絡を入れましょう。
あとは、クラウドワークスの「やること」の流れで「合意→契約」まで進んだら、記事作成を進められます。
注意としては、合意をする前に準備を進めるのは問題ありませんが、記事作成を進めるのは契約をしてからにしましょう。クライアントの都合で「合意解除」の可能性もあるからです。
案件内容をGoogle検索でリサーチをして、十分知識を身に着けておきましょう。たとえ契約解除となっても、その知識は次に生かせます。
まとめ:クラウドワークスで副業を始めよう!【案件応募編】
最後に、今回の記事のポイントを再度振り返っておきましょう。
- 案件応募について、まずは好きなこと、得意なことから選ぶ
- 自分に自信を持って案件応募に臨もう!
- 文字単価は気にせず、文字数や記事の納期が自分に合うか確認する
- 記事を書くベースは、グーグルドキュメントかマイクロソフト・Wordを使う
- 執筆マニュアルを提示してくれるクライアント様の案件を選ぶ
- 掲載期間をよく確認し、気になる登録を使ってまとめておこう
- 詐欺案件に注意! 初心者は狙われやすい
- 他のワーカーと競合するので案件選ぶはよく考えて選ぶ
- 案件応募は「自分を大きく見せること、噓はつかないこと」が大事
- 応募文に謙虚さはいらない、できることを言いきりで表現する
- 具体的な提案内容でクライアント様を引き付けよう
- 案件は複数応募しよう
- 落ちて当たり前、受かったラッキーという気構えが必要
- 案件獲得出来たら、内容に相違ないか再確認すること
- 合意から契約までは記事作成に取り掛からない
案件獲得まで一気にご紹介いたしましたが、あとはクライアントとのあなたの連絡の取り合いになりますので、いよいよ「個人事業主」としての責任ある行動が必要になってきます。
次回は「Webライターとしての記事作成」で具体的な記事構成をご紹介します。