春って、なんらかの生活の変化が多いですよね。
そういう変化に適応するのって子どもは得意な方ではありますが、同時に経験値が少ないため不安に思う気持ちが大きいのも子どもです。
例えば、保育園や幼稚園から小学校へ、小学校から中学校への環境変化、クラス替えの環境変化、担任の先生が変わる変化、勉強などのランクが変わる変化、どれも意外と子どもにとっては少なからずストレスにはなっているのです。
しかし、子どもはそのストレス状況をうまく言葉で表現できないケースが多いのです。ただ言葉で表現できなくても、なんらかのかたちでSOSを発信しているときがあります。その変化を親は見逃さないでおきたいものです。
今回の記事では、春の環境変化による子どもの精神不安定、春の不安定の子どもの言動、言葉にしないサインなどを紹介していきます。
春は環境が変わる季節、子どもが精神不安定になりやすい?!
春は環境が変わる季節のため、子どもはどうしても精神不安的に陥りやすい状況になります。
逆に言えば、春に不安定な子どもを見たとしても過剰に心配はいらない、比較的よくあることだと構えましょう。
でも、その不安定な状態には気づいてあげてほしいと思うのです。
子どもにとってクラス替え、先生が変わる、学校が変わることは、楽しみやワクワク感とともに、不安、心配、怖いと言う気持ちも少なからずあります。
今までうまくいっていたのに、また最初から関係を築くことも意外と子どもながらに大変なんですよ。先生とも相性はありますしね。
子どもが自分自身で気づかないうちに、思った以上に精神は疲労しています。
新しい環境に慣れようと必死になり、慣れることができないことにつらさを感じたりするものです。そういう目まぐるしい状態に、言葉でも説明がつかない感情が沸き起こり、さらにストレスがたまるんですよね。
だから子どもから変化を感じた場合は、あわてずに適切な対処をする必要があります。
春に不安定になる子どもの言動例を紹介
春に不安定になる子どもの言葉や行動の例を紹介します。
- 学校、保育園に行きたくない
- 朝、起きることができない
- 頭痛、腹痛がする
- 甘えた話し方になる
- おもらしをする
- 微熱が続く
- 夜、寝られなくなる
- 話す回数が少なくなる
- 暴言や暴力が出てくる
- ボーっとしている時間が多くなる
- 疲れたと言う言葉がやたら多くなる
- 痩せる
- 会話に友達の名前が出てこなくなる
これは一例です。いつもとは違うというようなことを察知したら、おそらく不安的になっている証です。
子どもの不安のサインを見逃さないで! 言葉にしないけどサインは発してる!
子どもが不安定になっているときは、過剰に心配しすぎないことが大事です。
過保護になるのではなく、見守りましょう。いつでも親はいるし、味方だということだけは理解してもらえるとずいぶん子どものスタンスは違いますよ。
対処はゆっくりでも良いですが、状況には必ず気づいておくことは重要です。長引けば悪影響になってきます。
それに無理やりがんばれと励ますのも、子どもが何も言えない状況を作り出してしまうのです。
だから、大事なのは子どもの状況に気づくことと、会話を必ず毎日すること。親からの質問は少なめにして、なるべく子どもの好きなことを多く話させることです。そして悩みが出てきても、「あーしなさい」ではなく、「どうしたいか」を聞いてみてください。
親の側はある程度子どもを信じている姿勢と、何かあったらすぐに助けるという姿勢を見せていることで、子どもにとっては安全基地になるのですね。
安全基地があればちょっと背伸びしてがんばってみようとかという気持ちになるでしょう。
だから子どものちょっとしたサインを見逃さないようにして、サインを見つけたら見守って、必要なときに背中を押してあげる態勢を整えておきましょう。
ちょっとの期間なら乗り越えれます!
しかし長引くと今後に大きな悪影響になるかもしれませんからね。
まとめ:子どものサインに注意! 環境の変わる春の子どもの言動に気をつけて!
春の環境の変化は、子どもの心にストレスや精神不安定をもたらしやすい時期なのです。
先生が変わる、クラスが変わる、学校が変わる、勉強内容が変わる。必死でその変化に対応しようとしてなおさら不安定に陥るのです。
親は不安定に気づいても、手を出しすぎず、安全基地になってあげることがとても重要なのです。