普段何気なく料理に使う食材の「玉ねぎ」は、炒めものから煮物まで幅広く使うことができて、さらに保存も効くので常備しておきたい野菜のひとつです。
私がよく利用するスーパーでは、玉ねぎが袋売りとバラ売りと両方あります。バラで買っても袋で買っても、値段はほぼ同じで、ひとつひとつを自分の目でみて買うことができるので、私は必要な個数だけバラで買っています。
袋売りの場合は、まとめて2~3個入っているので、ひとつひとつを確認することはできませんが、ざっと見た感じやバラで買うときは、どこを見て選ぶのがよいのでしょうか。
そこで今回は、玉ねぎの上手な選び方と保存方法について徹底解説していきたいと思います。
玉ねぎの上手な選び方
ここでは、玉ねぎを買うときに簡単にわかるよい玉ねぎの見分け方3つをご紹介したいと思います。
① 玉ねぎの先端を触る
玉ねぎの先端がギュッとしまっていて、硬そうに見えますが、たまに柔らかい場合があります。それは傷んでいる証拠なので先端が硬いものを選びましょう。
また先端部分から緑色の芽が出ていることがあります。芽が出ているものは古いので避けましょう。
② 玉ねぎの表面を見る
玉ねぎの表面に傷があると、そこから傷み始めます。表面の皮に艶があり、乾燥しているものが新鮮な証拠です。
③ 臭い
もし、傷んでいる場合は鼻を突くようなツンとした臭いがします。
次の章では玉ねぎの保存方法を常温、冷蔵、冷凍に分けてご紹介したいと思います。
玉ねぎの保存方法
常温での保存方法
玉ねぎが傷む原因は湿気です。直射日光が当たらない、風通しのよい場所で保存するのが一番の方法です。
私が幼いころ、祖母の家に遊びに行くと、縁側の軒先に玉ねぎが吊るしてありました。
そのときは、あまり不思議に思いませんでしたが、今思うと、玉ねぎが傷まないように保存してあったんですね。
玉ねぎ専用ネットというのはなかなかないと思うのでストッキングを利用するのもひとつの方法です。
そしてこの状態で保存すれば、約2~3ヶ月保存ができるというのは驚きですね。
ただ、すべての家に軒先があるわけでもなく、マンションなど吊るしておくことができない場合もあります。その場合は、玉ねぎをひとつずつ新聞紙に包み、ダンボールに入れて保存することをおすすめします。
冷蔵での保存方法
暑い地域や夏場で気温が高いときは、冷蔵庫で保存しましょう。
その場合は、ひとつずつ新聞紙で包んで、さらにポリ袋にいれて保存することをおすすめします。このように保存すれば、約1~2ヶ月保存することができます。
例えば、玉ねぎの半分など使いかけの玉ねぎの場合は、切り口が空気に触れないように、ラップをしてさらに密閉袋に入れて野菜室で保存しましょう。
ただ、ラップをしてあったとしても切り口が2~3日ほどで乾燥し、そこから傷み始めるので早めに使うことをおすすめします。
冷凍での保存方法
① 丸ごとの玉ねぎ冷凍する場合
皮をむいてから頭と根の部分を切り落とし、ラップで包みます。さらに冷凍用密閉袋に入れて冷凍庫で保存します。
② みじん切りやスライスした玉ねぎを冷凍する場合
みじん切り、スライスにした玉ねぎをラップで包み、さらに冷凍用密閉袋に入れて冷凍庫で保存します。
玉ねぎをみじん切りやスライスにしてから冷凍すると料理にもすぐ使うことができて時短にもなります。
そして嬉しいことに、冷凍することで玉ねぎの細胞が壊れ、味がしみこみやすくなり、さらに甘味も強く感じられます。冷凍した玉ねぎは、1~2ヶ月ほど保存することができます。
解凍方法
丸ごと冷凍した玉ねぎでも料理によってはそのまま使うことができます。
例えばスープや煮込み料理の場合は、冷凍したことにより、玉ねぎの細胞が壊れているため、丸ごと火にかけて使うと短時間で柔らかくなり、甘みも増します。
丸ごと冷凍した玉ねぎを、調理して使いたいときは使用する2~3時間前に冷蔵庫へ入れておくと解凍できます。
またみじん切りやスライスした冷凍玉ねぎは、冷凍庫から取り出してそのまますぐ調理することができます。カットされた冷凍玉ねぎも丸ごと冷凍した玉ねぎ同様、火が通りやすく、とても甘くなります。
まとめ:玉ねぎの上手な選び方と保存方法を徹底解説!
どんな料理にも使うことができる万能な野菜のひとつ「玉ねぎ」。
上手な選び方は
① 玉ねぎの先端が硬いもの
② 玉ねぎの表面に艶があり、乾燥しているもの
③ ツンとした臭いがしないもの
これらに注意して見分けましょう。
そして玉ねぎの保存方法としては、常温であれば、軒下に吊るすかひとつずつ新聞紙で包んで、ダンボールに入れておくことで2~3ヶ月ほど保存することができます。
また、冷蔵庫であればひとつずつ新聞紙で包んでポリ袋に入れておくか、頭と根の部分を切り落としてラップで包んで密閉袋に入れて保存します。
冷凍庫で保存したい場合も、頭と根の部分を切り落としてラップで包んで密閉袋に入れておけば、約2ヶ月も保存可能とは驚きですね。
湿気を嫌う玉ねぎなので、乾燥に気をつけながら保存することが大切です。ただ、一度カットしてしまうとラップをしても乾燥しやすいのでなるべく早く使うことをおすすめします。
料理するのに万能な使い方のできる玉ねぎ、上手に選んで上手に保存して使いたいものですね。