意外と知らない「酢」の健康効果を徹底解説!

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酢の健康効果

一般的に「酢」は健康を保つ上で体によいと言われています。

しかし、実際どのように体によいのか、具体的に答えられる人は多くないと思います。

酢というのは、原料が穀物と果実とに大別され、日本の酢のほとんどは米、麦、とうもろこしなどの穀物が原料となっています。

米酢に比べて穀物酢はくせがないので、どんな料理にも合います。いずれも炭水化物とたんぱく質を発酵させているものなので、アミノ酸の旨みを感じることができます。

日本の酢は、米や穀物を発酵させ、酢酸菌を加えて酢になりますが、西洋で知られている果実の酢は、果汁の糖分を自然発酵させて、さらに酢酸菌を加わえて酢になります。

それぞれ独特な風味があるので、料理の目的や好みに合わせて自分で選ぶことにより、自分なりの「酢生活」を楽しむことができます。

今回は、この酢の具体的な健康効果と酢を摂るときに気をつけたいこと、上手な酢の摂り方についてみていきたいと思います。

目次

意外と知らない酢の健康効果は?

酢の効果

ここでは酢の具体的な健康効果についてみていきたいと思います。

酢を作る上で使われている酢酸というものは、食べたものの消化を緩やかにしてくれるため、急激な血糖値の上昇を抑え、高血圧や肥満、生活習慣病の予防になります。

さらに、糖が内蔵脂肪として蓄積されるのを抑制し、すぐにエネルギーになるため疲労回復にも大いに役立ちます。

またよく知られている効果として殺菌効果があり、食物の保存性が高く、酢漬けなどの保存食として重宝されています。

女性には嬉しい便秘にも効果があり、腸内を弱酸性に保ってくれるので善玉菌を保持するため、腸内環境の改善にも役立っています。

酢というのは酸味と旨みが多いので、調理する際も、塩分を減らし酢を使うことによっておいしく食事をすることができます。

酢にはどんな種類があるの?

酢の効果

① 米酢

米を一定以上の割合で原料として使用していれば「米酢」と呼ばれますが、100%原料としている場合は「純米酢」と言われています。

米酢は酸味が強いのが特徴で、風味もあるので、寿司や和食によく使われています。

穀物酢は米酢と比べて原料に使う米の量で呼び方が変わり、米酢に比べてあっさりとしているので用途は広がります。

② 黒酢

通常玄米を原料として、長期間熟成して作られています。アミノ酸の含有量が通常の酢の10倍で旨みが強く、健康効果も期待されます。

③ ワインビネガー

ぶどう果汁にワイン酵母を加えてできたワインにさらに酢酸菌を加えて発酵させたものです。白ワインビネガーと赤ワインビネガーがあり、料理によって使い分けます。

④ りんご酢

りんご果汁に酵母を加えてできたりんご酒にさらに酢酸菌を加えて発酵させたものです。フルーティーで香りが豊かな酢でドリンク酢として飲まれています。

⑤ バルサミコ酢

ワインビネガーの一種ですが、長期間発酵熟成するため、甘みと香りが強くワインビネガーより値段が高めになります。

種類が豊富であるため、そのままドリンクとして飲んだり、料理によって使い分けることができます。

酢を摂るときに気をつけたいことと上手な摂り方は?

酢の効果

前章で述べたとおり、酢には種類がいくつかありますが、ここでは酢を摂るときに気をつけた方がよいことをみていきたいと思います。

酢に含まれる酸は歯の天敵です。酢を取った後は、歯を弱くし悪い影響を与えるため、うがいするだけでもよいので習慣をつけましょう。

また酢というのは、多く摂ればよいというわけではなく、一度に多く摂ったところで、健康効果が高まることはありません。一日に摂る酢の目安は、大さじ一杯ほどです。

一日大さじ一杯毎日摂ることで、血糖値を正常化し、血圧の上昇を防ぎ、コレステロールや中性脂肪、内蔵脂肪の値を低下させます。

そのまま飲むと酸が胃を痛めるので、調理に使ったり、フルーツ酢のように果汁と合わせて飲むことをおすすめします。

次に酢を使ったおすすめの調理方法をご紹介したいと思います。

① 海藻や魚介類の酢の物

酢に塩や醤油、砂糖を加えて二杯酢や三杯酢にして和えます。

② 酢締め

酢には生臭さを抑える働きがあるので魚を酢で締めると生臭さが抑えられておいしい酢締めができます。

③ 野菜炒めやあんかけにかける

④ 酢漬け

乾燥昆布を一口大にきって酢につけておくと酢昆布のようにおやつ感覚で食べることができます。残った酢もそのまま料理に使うことができるので便利です。

他にも市販の煎り大豆を酢に漬けて2~3日で大豆が柔らかくなったら、おやつがわりにそのまま食べることができます。

まとめ:意外と知らない「酢」の健康効果を徹底解説!

このように酢は体によい効果をもたらします。一方で体に良いからといって、多くの酢を摂るのではなく、一日大さじ一杯を目安に料理や、ドリンク酢として摂るのがよいです。

我が家では酢の物として酢を摂ることが多かったのですが、乾燥昆布や煎り大豆を酢につけておくだけで簡単におやつ感覚の酢漬けができるのでぜひ試したいと思います。

健康によいものは、やはり毎日コツコツと続けることです。いろいろな摂り方で酢生活を続け、健康に過ごしていきたいものですね。

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