トマトときゅうりの食べ合わせは? 一緒に食べない方がいいのは本当?

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トマトきゅうり食べ合わせ

子どもも大好きな夏野菜の代表「トマトときゅうり」は、サラダでも一緒にお皿に盛りつけられて出てきます。

この「トマトときゅうり」の組み合わせ、そこにレタスも盛り付けて私は幼い頃から普通にサラダとしてよく食べていました。

しかしこの「トマトときゅうり」ですが、一緒に食べない方がいいという通説があるのはご存知でしょうか。

私も大人になってから栄養面でみると、トマトときゅうりの組み合わせがよくないと聞いたことがありますが、なぜそう言われているのかはあまり深く考えたことはありませんでした。

そこで今回は、一般的なサラダの組み合わせとしてよくある「トマトときゅうり」を一緒に食べない方がいいと言われている理由とその通説は本当なのかどうか、またトマトときゅうりのおいしい食べ方についてご紹介したいと思います。

目次

トマトときゅうりの栄養は? 一緒に食べない方がいい理由はきゅうりの成分に原因があった?

トマトときゅうり

トマトときゅうりの組み合わせがよくないと言われる理由について、きゅうりの成分に原因があると言われているので、ここではトマトときゅうりの成分についてみていきたいと思います。

色の濃い野菜は体によい、とよく耳にします。そしてトマトも真っ赤な色をしていて体によいと言われています。

どのような作用があるかまではよく知りませんでしたが、実はトマトには、バランスよくいくつかの栄養素が含まれています。

トマトの栄養素

  1. エネルギー 約20kcal
  2. βカロテン 540μg
  3. ビタミンC 15mg
  4. カリウム 210mg
  5. リコピン 10mg

このようにトマトにはいくつかの栄養素が豊富に含まれており、中でも「トマト」といえば「リコピン」という栄養素が体によいと聞いたことがある、という人は多いのではないでしょうか。

この「リコピン」には生活習慣病予防にとても有効なんです。抗酸化作用が強いのでトマトの量は少なくても、毎日摂ることによって生活習慣病予防になるなんて嬉しいですよね。

きゅうりの栄養素

  1. エネルギー 約13kcal
  2. βカロテン 330μg
  3. ビタミンC 14mg
  4. カリウム 200mg

きゅうりにもいくつかの栄養素が含まれていますが、世界ではもっともカロリーの低い野菜として有名です。

そしてトマトときゅうりの組み合わせがよくない理由として注目されるきゅうりの成分ですが、きゅうりに含まれるアスコルビン酸酸化酵素がトマトに含まれるビタミンCを破壊すると考えられていました。

しかし、近年さまざまな研究の結果、一度破壊されたビタミンCがまた体内で生成されることが分かりました。

そうなんです!

「トマトときゅうり」の組み合わせがよくないという通説は昔の話であり、今ではこの通説は本当ではないことが判明したのです。

そしてにんじんも、ビタミンCを含む他の食材と一緒に食べない方がよいと言われていましたが、ビタミンCは破壊されても再び体内で生成されることがわかったため、組み合わせを考えることもなく、安心して食べることができます。

トマトときゅうりのおいしい食べ方

オリーブ油

安心して食べることができる「トマトときゅうり」の組み合わせですが、ここではトマトときゅうりの食べ方について、おいしくより栄養価の高い調理法をいくつかご紹介したいと思います。

① トマトときゅうりと塩昆布と鰹節

トマトときゅうりを切って和えるだけの簡単な調理です。塩昆布に含まれるグルタミン酸はトマトにも含まれているため、旨みがさらに増すのは間違いないですよね。

私も和え物によく塩昆布を使いますが、どんな野菜にも合い、塩気も使う量によって調整できるのでトマトときゅうりだけではなく幅広く使えそうですね。

② トマトときゅうりと酢と油

油というのは敬遠されがちですが、実この油がリコピンとβカロテンの吸収率を上げるためにとても有効です。

また酢は血圧の上昇を抑えるため、トマトときゅうりのサラダを食べる王道として、酢と油の含まれたドレッシングを一緒に摂るのはおすすめです。

③ トマトときゅうりと卵

私はよくトマトを卵で炒めた料理を作りますが、卵は食物繊維とビタミンC以外の栄養素を多く含んでいるため、栄養価がさらに増します。

またトマトときゅうりを1センチほどの角切りにして、卵と混ぜてオムレツにして食べるのも彩りがよくおすすめです。

まとめ:トマトときゅうりの食べ合わせは? 一緒に食べない方がいいのは本当?

私は子どものころ、夏の暑い日、学校から帰ってきて、トマトやきゅうりを水で洗ってそのまま塩を振ってまるかじり、というのをおやつ代わりによく食べていました。

夏野菜など季節の野菜は体にいいと言いますが、トマトときゅうりはどちらも体を冷やすため、食べ過ぎには注意が必要です。

しかし、「トマトときゅうり」の一緒に食べない方がよい、という通説は昔の話であり、今では一緒に食べてもよい、ということが分かり、なんだか安心しました。

夏野菜の代表である「トマトときゅうり」は夏こそおいしい野菜です。

シンプルにそのまま塩やドレッシングをかけて食べるのもよし、卵と一緒に調理して食べるのもよし、食べ方はいろいろなので夏の間に、夏のおいしい野菜であるトマトときゅうりを思い切り堪能したいですね。

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