チロルチョコ20円、うまい棒12円の値上げの理由と経緯は?

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チョコレート

チロルチョコといえば、10円商品の定番として長い間親しまれてきました。

私も小学生の頃、兄と一緒に100円玉を握り締めて、毎日のように駄菓子屋へ通いました。

10円のチロルチョコやうまい棒は、駄菓子屋の代表格でありますよね。

10円から30円くらいまでの駄菓子がズラリと並び、どれをいくつ買おうかな?と迷いながら買うのも楽しみの一つでした。

いくつ買うことが出来るのか・・・
と小学生なりに計算して100円ギリギリまで買って、
100円ちょうど買うことが出来るとどこか誇らしく満足していました。

今では10円だったチロルチョコも、サイズアップして20円となり、それが定番となりました。

なぜこのように長い間、10円だったチロルチョコが20円にアップしたのでしょうか。

今回は、チロルチョコが10円から20円にアップした本当の理由について見ていきます。

目次

「チロルチョコ」の値上げの理由と経緯

チョコレート

1962年に誕生した元祖チロルチョコは、3粒がひとつになっている横長の形でした。

チョコの中身は、定番のヌガーでした。

3粒で10円だったものが、オイルショックで原材料の高騰に伴い、10円から20円、20円から30円と徐々に値段も推移していきました。

値上げとともに、当然売上も低迷し、会社全体の売上が落ち込みました。

当時の社長が悩みに悩んだ末に出したのが
子どもがワンコインで買うことが出来る
の原点であるコンセプトに戻ったことです。

そして3粒で30円だったものを一粒売りにして、一粒10円の原点であるワンコイン価格に戻ることが実現しました。

売上は徐々に回復したものの、資材や輸送費などの高騰を免れることは出来ず、やがて一粒10円から現在の20円に値上げとなりました。

20円に変更になるのに伴い、チョコの大きさは2.5センチ角から3センチ角に変更されました。
当然、製造工場の機械も新しくする必要があり、最初の設備投資にかなりの費用がかかったようです。

しかし、以前使用していた2.5センチ角用の機械も廃棄することなく、現在もそのまま稼働しています。

というのも、今では珍しくないバラエティパック用のためです。

「きのこの山」や「たけのこの里」、「アポロ」などどんなお菓子も家族で楽しめるように少し小さめのサイズでつくられたバラエティパックがあります。

チロルチョコもいろいろな味を家族で楽しめるように、少し小さめの2.5センチ角サイズがバラエティパックとなって販売されています。

そしてフレーバー(味)も多様化してきました。

元々、チロルチョコの中はヌガーが定番でしたが、今ではクッキーやミルク、きなこ味、イチゴ味などのチョコなどがあり、みんなで楽しみながら食べることができるのはうれしいですね。

いろいろなフレーバーであってもどれも美味しいからハズレなし!で間違いありません。

チロルチョコは値上げとともに、大きさを変えたり、新しい企画を開発します。

そして現在の社長は海外でも注目されている日本の駄菓子に目をつけ、海外での市場をより広げていくために、奔走しているところです。

駄菓子というのは日本の文化の一つでもあると思うので、今後、海外でも広く知られていくことに期待しています。

「うまい棒」の値上げの理由と経緯

うまい棒を食べる

10円の駄菓子の代表として、このチロルチョコと肩を並べるのが、誰もが食べたことのある「うまい棒」ですよね。

「うまい棒」ですが、こちらも長い間、10円でしたが、2022年4月には12円に値上げが決まりました。

子どもがワンコインで買うことが出来る「うまい棒」、これが12円になるのは購買者側からすると少し悲しいものがあります。

1979年に誕生した「うまい棒」ですが、物価の高騰にも負けず、なんとかワンコインの10円にこだわってきました。

それがとうとう42年間の10円に幕を下ろし、これまでの価格に終わりを告げることになりました。

「うまい棒」はチロルチョコよりもさらに味の種類が多く、定番の「サラミ」「ソース」「カレー」はもちろんのこと、「コンポタージュ」「めんたいこ」など様々です。

昨今、主原料であるコーン、植物油の高騰により、10円で販売し続けるのが難しくなってしまい、泣く泣く12円に値上げすることを正式決定しました。

まとめ:チロルチョコ20円、うまい棒12円の値上げの理由と経緯は?

「チロルチョコ」「うまい棒」の値上げの理由は、様々な原因が積み重なり、企業側も本望ではないものの仕方なく値上げせざるを得ない状況だったと分かります。

私も幼少期から「チロルチョコ」「うまい棒」にはとてもお世話になりました。

そして大人になってからも、たまにふと食べたくなる瞬間があります。

子どもの頃の味覚とともに、その時代がよみがえってくるので不思議ですよね。

「10円あったらチロルチョコ」というCMもありました。今ではそれも懐かしい思い出の一つです。

コンビニで買い物をしたときに、レジ横に並んでいる「チロルチョコ」。
今はやはり原点であるヌガーのチョコが定番だと思います。

気になる人はぜひ一粒買ってみてください。
たまには駄菓子で昔を懐かしんで、思いを馳せてはみるのも良いのではないでしょうか。

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