「絹谷幸二 天空美術館」(大阪)のおすすめを徹底紹介!

梅田スカイビル

静かな館内、黙って美術館を歩きながら絵を見る。
そんな普通の美術館とは少し異なるのが、大阪の「絹谷幸二 天空美術館」です。

特にみんなが驚いたと評判なのは、3D眼鏡をかけてみることができる映像です!
ラウンドスクリーンで繰り広げられる和風な映像美は世界初の試みで、国内外問わず多くの人を驚かせてくれます。

そんな映像を見ることができる天空美術館は、絹谷幸二さんが手掛けられています。

目次

絹谷幸二さんって?

アテナイの学堂

日本の洋画家で、今は東京芸術大学の名誉教授をされています。

奈良県の生まれで、油絵を学んでからイタリアへ留学。
その後は、ヴェネツィアでアフレスコについての研究をしていたんだとか。

アフレスコとは、絵画技法の一つでラファエロの「アテナイの学堂」などはアフレスコ画に含まれます。
イタリア語だとaffresco(アフレスコ)になりますが、英語ではfresco(フレスコ)の表記となる絵画技法です。
この技法は、漆喰を壁に塗り生乾きのうちに水や石灰水で溶いた顔料で描いていく、やり直しのきかない難しい技法です。
昔は、一旦乾けば水にもにじまないため、絵画を保存したい時に適していました。

そんな技法を研究されていた洋画家の絹谷さんが書かれた和風な世界観が、絶妙にマッチしています。
風神や雷神などが描かれているのを見ましたが、これらはどちらかというと銅像で見たことがある、立体的な姿で私の記憶には残っていました。
それを普通に絵具で再現するより、アフレスコや様々な技法を用いて描かれた絹谷さんの風神雷神は、色彩鮮やかで立体的に感じる姿で描かれています。
銅像の姿がそのまま色をもって絵の中に現れたように見えて、衝撃的でした。

天空美術館は、そんな絹谷さんの絵画や彫刻をじっくり見ることのできる場所です。

3D映像はどこで見られる?

3D画像

受付から、そのまま案内してもらえます。

美術館自体は、梅田スカイビル「タワーウエスト」の27階にあるので、ビルの入り口に並んで、順にエレベーターに乗り込んでいきます。27階で受付から入館する際に、3D映像観賞用の眼鏡を渡してもらえます。

ラウンドスクリーンから次々と現れる風神や雷神、昔の日本の美しい街並み、その中を花が舞い散る映像美。
そんな、ダイナミックな動きのある映像を見ていると、私は「大神」や「刀剣乱舞」といった和風ゲーム、「モノノ怪」のようなアニメを彷彿とさせられながら鑑賞させていただきました。

全然関係のない映像なのは分かっていたんですが、同じ和風のイメージから私が見ていて勝手に連想しただけです。
それぐらい、和風のゲームやアニメを普段から楽しんでいる人にとっては、滾るものがあると思います。

ちなみに、先に空中庭園の展望台へ上がることもできます。
しかしその場合、展望台はタワーのイースト側にあるため、そちら側から美術館への道はありません。

一度1階に降りてから、ウエストの27階に行く必要があるので、両方に行く場合は美術館が先の方がそのまま展望台まで上がることができます。

展示されてるのって、どんなもの?

筆・美術

受付を済ませてすぐ、3D映像の部屋に入る前にあるのがシンボルゾーンです。
ここには天空をイメージした空間に存在する「祝・飛龍不二法門」の絵が飾られています。

この絵は、富士山が世界文化遺産に登録されたことを受けて、お祝いの花を持った子どもが飛龍に乗って寿いでいます。
これは夏にギリシャを旅した絹谷さんが、イルカに乗ったこどもの意匠をよく見かけたところから想を得ているんだとか。
不二は、存在が悠久の時を語り続けるように、いつも私たちに双眼でひとつのものを見る姿勢を教えてくれるものと、第81回の絹谷さんの東京独立展で語られています。

私には読んでいてもちょっと難しかったので、不二法門の意味を調べたところ「維摩経」という経典の内容で特徴的となるもののようです。互いに相反する二つのものが、実は別々に存在するものではないということを説いているんだと捉えられています。

調べてみても難しかったので、天空美術館の公式HPにある絹谷さんの【「不二法門」の思想に迫る】の冒頭を聞き、ようやく理解できました。

水と油は混ざらない、相反するものだと記憶している人が多いと思います。
それを絹谷さんは、こう言っています。

「自分はそうは思っていない。
水は飲むし、油であるオリーブオイルなどの料理も食べる。
だから、水も油も、僕の体の中では混ざっている」

体の中で混ざっているのではないか、相反するものではあるが一緒に存在するんだと考えています。

分かるような、わからないような、少し不思議な考え方をされる絹谷さん。そんな方だからこそ、イタリアで学んだ西洋の技法と異なる色んな技法を合わせた数々の絵を描かれているのかもしれません。

3D映像の後は、そのまま絹谷さんが描いてきた絵を鑑賞する展示室となっています。

展示室は、イタリアの空を思わせる「青」の展示ゾーン
もう一つは、朱色の壁や格子で日本らしさを表現する「赤」の展示ゾーンです。

夕日に染まったような真っ赤な富士山など、原色の色をはっきりとさせるような色彩豊かな作品があり、絵画だけでなく彫刻など様々な作品を見ることができます。

初めてでも大丈夫? リピート向き?

美術館絵画

初めてでも大丈夫です。

受付の方に、順に3D映像や展示室へ誘導してもらえます。
展示室を見て、美術館を出ようとしたところ、3D映像が入館中は何度も見られることや、入館当日であれば再入場も可能と教えていただきました。

文化勲章受章・開館5周年記念特別展は2022年6月27日までの開催となっていますので、その次に開催される展示によっては、私はリピートしてみたいなと思っています。

正直なところ、3D映像だけならもう一度見たいけど、展示室は一回で充分でした。美術を専攻していない一般人としては、絵を見ても何がすごくてどういう技法なのかといったことが分からず、ただただ「すごい!」と圧倒されてしまいましたので・・・。

開催時期、閉館時期は?

開催時期

2022年現在開催されている文化勲章受章・開館5周年記念特別展
2021年12月17日~2022年6月27日まで

開館日

月・水・木・日/10:00~18:00
金・土・祝前日/10:00~20:00
(入館は閉館の30分前まで)

休館日

毎週火曜日(火曜日が祝日の場合は開館し、翌平日が休館となります。)
※その他の休館日は、年末年始、展示替え期間、また臨時に休館することがあります。

何のために開催されてるの?開館の目的は?

椅子に座る人物3人

美の力、芸術の力によって、人類を元気にする新たな芸術文化発信の拠点を目指し、ファン待望の最新型ミュージアムとして開館されました。

世界初の試みである絵の中に飛び込むようなダイナミック3D映像体験や、絵画の技法を組み合わせた絵や彫刻の数々。
また、遊び心満載のワークショップやアトリエスペースで、幅広い層の方にもっと芸術に触れやすくなるような機会が設けられています。

日本だけでなく、世界中の人々を魅了する絹谷さん独自の世界観を存分に体感できます。

同じビルの中にほかの施設や、何か楽しめるものはある?

梅田スカイビル

美術館内には、3D映像観賞室、青と赤の展示室のほかに

  • 天空ギャラリー
  • 画家とつながるVR映像体験
  • ワークショップ
  • 天空カフェ
  • ミュージアムショップ

があります。

美術館以外にも、40階には空中庭園の展望台や、地下にはいくつか飲食店も入っています。

天空ギャラリー

天空ギャラリーは穴場の展望スポットになっており、大阪の街並みを一望できるのでお勧めです。

窓際に何席かあるので、そこから見える景色をじっくり堪能することも出来ます。夕景もきれいでしたが、もちろん夜景も美しかったです。

壁面には、日の入り時刻が掲示されているそうなので、朝一番で空いているときに美術館の中を堪能して、日の入り時刻ごろに再度入場して夕景や夜景を楽しむのも素敵だと思います。

夜景は、真っ暗な淀川を周囲のビルや街並みの明るさでぼんやりと照らされ、とても綺麗でした。

画家とつながるVR映像体験

画家とつながるVR体験では、絹谷さんご本人による美術館案内や普段は見ることが出来ない東京アトリエでの貴重な解説など、絹谷さんからVRの中で直に説明を聞くことができちゃいます。

この案内や解説を聞いてから、もう一度展示ゾーンを見て回るのも面白そうですね。

ワークショップ

ワークショップは、定期的に開催されているようですが、参加には予約が必要となっています。絹谷さんが研究していたアフレスコという技法の体験など、子どもから大人まで楽しくなってしまうようなイベントが用意されています。

現在、新型コロナウイルスの感染状況により中止となる可能性がありますので、公式HPなどをよく確認する必要があります。

  • 開催予定:2022年3月21日 14時~
  • 先着4名様までの受付となっています。

アフレスコ体験前には、開催予定の特別展「永遠にあたらしい!!人類最古の壁画技法アフレスコ」の展示解説も楽しめちゃうんだとか!
対象は大人から小学生(中高学年)までなので、予約は早めに!

参加の際には
 ・大人:2,000円
 ・大学・高校・中学生:1,600円
 ・小学生:1,500円(付き添い保護者一名の入館料含む)

親子でアフレスコ体験をしたい場合、
 ・親子料金 親1名+子ども1名(小学生):2,500円

上記の料金設定となっており、前売りなど、参加費の割引がないので注意が必要です。

イベントフォームからの申し込みが必要なのと、持参用具も筆が太、細、平のものが必要だったり、他にもパレットや雑巾、新聞紙などを持っていく必要があるので、顔料はいらないものの、参加するにはちょっと荷物になってしまうかもしれません。

天空カフェ

天空カフェは梅田スカイビル27Fにあり、大阪を一望しながら絹谷さんのアートとカフェを一緒に味わえる、他ではなかなか味わえないカフェになっています。

天空カフェのカラフルソーダは赤、青、黄色とあるのでミュージアムショップで購入した絹谷さんの絵画と一緒に窓の外を背景に写真を撮っている方が多かったです。

時間によっては、伊丹空港に降りる飛行機なども見ることができ、大阪のジオラマを見ているような気分に浸れます。夕景の際には、夕日が沈む方向に六甲山が見え、天気によっては明石海峡大橋まで見られるらしく、海側のビューも見どころいっぱい!

冬に夜景を見たいのであれば、こちらの天空カフェで見ることを私はおすすめします。金、土、祝前日であれば、20時までいられるので夜景はバッチリ見えます!

美術館の後に展望台で夜景を見ることも出来ますが、外なんですよね。もう40階とかそういう高さなので、風が強いし寒いし、私が行ったときは天気も悪くて髪の毛が暴れました。室内でゆったり夜景を楽しめる方が、個人的にはおすすめです。

でも、天気が良ければ展望台から見える景色もとっても美しいそうなので、季節や天気に合わせてどう楽しむか決めるのも良いと思います。

ちなみに、美術館に入らなくても天空カフェは利用できるので、カフェだけ行く!ということも可能です。

ミュージアムショップ

ミュージアムショップでは、当館オリジナルポストカードや展覧会カタログ、絹谷さんのイラストを印刷したTシャツやマグカップなど、様々な商品があります。お土産に最適な商品をここで探すのも楽しいですよ。

美術館への入館時には、荷物をコインロッカーに預ける必要がありますのでご注意ください。100円でコインロッカーを使用し、出てくるときにはその100円も返ってきますので実質は無料でコインロッカーを使用できるようになっています。

美術館内で休憩するところは?

コーヒー休憩

先ほど紹介した「天空ギャラリー」か「天空カフェ」が休憩できるところになります。ただ、どちらも座席数が少ないためすぐに満席になってしまう可能性があります。

梅田スカイビルの近くにはグランフロント大阪やJR大阪駅などもあり、休憩する場所は美術館を出てからにしても余程でないのであれば大丈夫です。

穴場スポットはある?

穴場スポット

美術館内は想像しているより狭いため、穴場スポットといえるような場所はないかもしれません。

館内の床のじゅうたんには、三ケ所どこかに雲間から除く大阪の名所の絵が描かれているところがあるので、それを探すのは楽しいかもしれません。

いつの時間なら空いてる?

人込み・空いている

一番のねらい目は、ずばり月曜日が空いてます

他の水~金曜日であれば、お昼の時間はやや人の出入りがあるものの、18時の閉館時間前後は空いているようです。平日の18時頃というと、仕事や部活などで皆さんお忙しい時間だからかもしれません。

土曜日の朝10時頃、または19時~20時頃もまだ空いている方です。日曜日は終始混んでいると思っていいでしょう。

夕景や夜景がきれいだということもあり、昼過ぎから美術館に入館される方が多いようです。そのまま美術館を見て回り、ちょっとカフェでお茶をしてそのまま空中庭園で夜景を見て帰るという方が多いため、混雑する時間帯が昼過ぎあたりから集中していると思われます。

どうやって行くのが近いの?

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