しゃっくりの原因と止め方8選! 止まらないと危険?

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しゃっくり

突然、予告なしで私たちを襲ってくる「しゃっくり」。

家にいてゆっくりしている時であれば特に問題ありませんが、映画館などの静かな場所や、就寝前などは眠れず困りますよね。

よくある対処法で、水を飲むことや誰かに驚かされること、他にも息を止めて10秒数える、などいろいろありますよね。

でもそれを試してみてもしゃっくりが止まる確率は100%でありません。私もしゃっくりが出たときには、息を止める方法をよく試しますがそんな簡単には止まったことがありません。

そして数十分や数時間で止まれば問題ありませんが、あまり長く続くしゃっくりには何か疾患があるかもしれないので注意が必要です。

そこで今回はしゃっくりの原因と対策、長引くしゃっくりの危険性について見ていきたいと思います。

目次

しゃっくりの原因は?

しゃっくり

そもそもしゃっくりはなぜ起こるのでしょうか。

それは胸と腹の間にある横隔膜という呼吸をする筋肉が自分の意志とは関係なく、突然収縮して「しゃっくり」という現象が起きます。

横隔膜が突然、収縮すると空気を無理矢理吸わされることになり、その空気を止めるために、声門にある喉の蓋が閉まる動きをします。この時に、しゃっくりと同時によく聞く「ひっ!」という音が出るんです。

しゃっくりが起こりやすい時としては、大笑いした後、のどに何かが詰まった後、暴飲暴食したとき、お酒を飲んだ後や辛いものを食べたときなどがあります。

これらのときに横隔膜が刺激されやすくなるのですね。

しゃっくりが起こるのは、呼吸中枢や迷走神経が突然刺激されることによるとされていますが、実は医学でもハッキリとした原因は分かっていないようです。

また赤ちゃんの頃の経験の名残という説もあります。これは、赤ちゃんがお母さんのお腹にいたときの呼吸に由来があるそうです。赤ちゃんはお母さんのお腹の中では「羊水」と呼ばれる水の中にいて、そこで空気がなくても呼吸をしていますよね。そして、この世に生まれてきたと同時に空気に触れて横隔膜を使って自分で呼吸することになります。これは赤ちゃんの意識とは関係なく本能で呼吸をします。

本能で横隔膜を伸ばしたり縮めたりする練習の名残として大人になってもしゃっくりが起きているという説です。これだけ医学が進んでいるのに解明されていないとは神秘的ですね。

しゃっくりを止める方法8選

冷たい水

それではしゃっくりが止まらないとき、どうすればいいのでしょうか?

しゃっくりを止める方法はいくつかあります。みなさんもいくつか止め方を聞いたことがあると思います。でもその中でどの方法が有効的なのでしょう。

しゃっくりを止める方法をいくつか見ていきましょう。

① 冷たい水を一気に飲む

冷たい水を一気に飲むことで、しゃっくりの原因のひとつとされている迷走神経に刺激を与えることができます。

② レモン汁を飲む

レモン汁を飲む方法もあります。レモンの酸味が迷走神経に刺激を与えてくれます。

③ 温かい飲み物を飲む

①、②とも関係しますが、温かい飲み物をゆっくりすすりながら飲むという方法も効果的です。

④ 耳の奥を指で押さえる

迷走神経は耳の奥にありますので、耳の奥を指で押さえると刺激を与えることができます。

⑤ 舌を強く引っ張る

舌を強く引っ張る方法もあります。これにより、舌の奥にある舌咽神経を刺激することができます。この方法は病院でも実施される方法です。

⑥ 60秒間息を止める

1分間(60秒間)息を止める方法もあります。血中の二酸化炭素濃度を上げることにより、横隔膜に影響を与えることができます。

⑦ 驚かされる

誰かにびっくりさせてもらう方法です。驚くことで乱れていた呼吸に影響を与えることができます。

⑧ 大きな声を出す

こちらも、大きな声を出すことで乱れていた呼吸に影響を与えることができます。

どの方法もそれなりに根拠があり、効果がありそうですが、これらの方法で絶対にしゃっくりが止まる、というわけではありません。

しかし、しゃっくりが止まらず苦しんでいるよりは、一般的に有効な方法と言われているこれらの方法を試してみる価値はあると思いますよ。

2日間(48時間)以上のしゃっくりは要注意!

受診

しゃっくりが出始めてから、2日間(48時間)以上経つのに止まらない場合は注意が必要です

しゃっくりの原因は横隔膜にあります。横隔膜の下には胃などの臓器があります。

臓器に炎症などの異常がある場合、その臓器の影響でしゃっくりが止まらないのかもしれません。

他にも、しゃっくりを起こすと言われている末梢神経や中枢神経に原因がある可能性もあります。

しゃっくりの原因に大きな疾患がない場合でも注意が必要なときがあります。しゃっくりのため夜ゆっくりと眠れなかったり、しっかりと食事を摂ることができなかったり、日常生活に支障をきたすこと場合もあります。

自分の体のことですから、普段と違う、何かおかしい、と少しでも感じたら、早めに受診することをおすすめします。

まとめ:しゃっくりの原因と止め方8選! 止まらないと危険?

単なる「しゃっくり」と侮ってはいけませんね。現代の医学でも原因が解明されていないとは、本当に不思議です。

そしてしゃっくりを早く止める方法として、次の方法を見てきました。

  1. 冷たい水を一気に飲む
  2. レモン汁を飲む
  3. 温かい飲み物を飲む
  4. 耳の奥を指で押さえる
  5. 舌を強く引っ張る
  6. 60秒間息を止める
  7. 驚かされる
  8. 大きな声を出す

特に5つ目の「舌を強く引っ張る」というのは、私は聞いたことがありませんでしたが、医師が実際に行っている方法なので今度、しゃくりが止まらず困ったときは試してみようと思います。

私は冷たい水を飲んだり、驚かせたり、息を止める方法を試したことがあります。

息を止める方法で、しゃっくりが止まったことがありますが、毎回必ず止まるわけではなく、確証はありませんでした。

そしてしゃっくりが出ることに疲れて諦めて、気づいたら知らないうちにしゃっくりが止まっていたということが多かったと思います。

しかし、しゃっくりが出始めてから48時間以上止まらなければ何か疾患が関係しているかもしれませんので、たかがしゃっくりと軽く考えずに早めに受診してくださいね。

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