海藻を毎日食べる効果は? 栄養とおすすめの海藻ランキングを紹介!

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海藻

海藻と聞いて、どんな海藻を思い浮かべますか?

わかめや昆布が一番多いのではないでしょうか。

海藻はわかめや昆布以外にもいろいろありますね。また、海藻のイメージとしては、カロリーが低く、体に良さそうな感じがしますよね。でも具体的になぜ体に良いのか具体的な説明は難しいものです。

そして海藻類というのは、あくまでも副菜であり、調理方法もあまり豊富ではないように思います。

今回は、海藻に含まれる栄養素や海藻のおすすめランキングについて見ていきたいと思います。

目次

海藻を毎日食べる効果は? 海藻に含まれる栄養素11項目!

海藻

海藻には多くの栄養素が含まれています。

できることなら、毎日食事に取り入れたいですね!

それでは、海藻に含まれている主な栄養素11項目について詳しくみていきたいと思います。

① カルシウム

カルシウムは歯や骨を作る作用があり、摂取したカルシウムのほとんどは歯や骨に蓄えられます。

古い骨は壊され、常に新しい骨が作られています。これが青年期までは新しい骨が作られる方が多いのですが、加齢と共に骨が壊される方が多くなっていきます。

そのため骨がもろくなって骨折しやすくなります。特に閉経後の女性は女性ホルモンが減ってしまうため、骨粗しょう症になりやすいようです。

その他、血液や筋肉にも深く関係しており、心臓の機能を正常に保ち、体のイオンバランスも整えてくれます。

また神経の興奮を抑え、ストレスをコントロールして、気持ちを落ち着かせてくれる作用があります。

② マグネシウム

カルシウムと同じように骨を強くしたり、神経の興奮を抑えてくれる作用があります。他にも高血圧や脳卒中、心筋梗塞などの予防効果もあります。

またマグネシウムとカルシウムには相互作用があるため、同時摂取することで、より効果を高めてくれます。

このことより、海藻にはマグネシウムとカルシウムが含まれているので、栄養素としてはとても効果的な食材と分かります。

③ リン

カルシウムやマグネシウムと結合することにより、健康な歯や骨を作ります。

他にも体の細胞の膜の成分になり、細胞を作り出し、心臓や腎臓の機能にも重要な役割を果たすため、必要な栄養素となります。

ただ、リンは摂取しすぎるとカルシウムの吸収を妨げるため、注意が必要ですが、海藻にはカルシウムも含まれているので安心して食べることができます。

④ カリウム

ナトリウムを排出するため、塩分の過剰摂取を抑えます。

またナトリウムとバランスを取りながら血圧を整えてくれるため、細胞を正常に保つ役割があります。

⑤ 食物繊維

食物繊維には水溶性と不溶性があり、海藻は水溶性食物繊維であるため、胃腸でジェル状になり、満腹感が持続し、食べ過ぎを予防してくれます。

また血中のコレステロールを抑え、血糖値の急な上昇を防いでくれるので、糖尿病や高血圧、肥満の予防にもなります。

そして食物繊維は腸で膨らみ、便通を改善してくれます。さらに海藻はよく噛まないと飲み込むことが出来ないため、噛む回数が増えることにより、満腹感も味わうことができます。

⑥ EPA

青魚に多く含まれている必須脂肪酸で体内で生成されないため、食品から摂取しなければならない栄養素です。

EPAは血液をさらさらにして、血中の脂肪を減らしてくれるので中性脂肪を抑えてくれる効果があります。

⑦ ヨウ素

甲状腺ホルモンを作るために必要な栄養素で、新陳代謝を活発にしタンパク質の合成を促してくれます。

ヨウ素は健康であれば、摂取し過ぎても体の外へ排出する機能が働き問題ありません。ただ、摂取し過ぎにより甲状腺の機能が低下してしまう場合もあるので注意が必要です。

その場合、通常より長めに水にさらしておくことにより過剰摂取を防ぐことができます。

⑧ ビタミン類

目や皮膚に正常な働きかけをするビタミンAや、血液が止まりやすくなるビタミンKが多く含まれています。

その他、皮膚や粘膜を健康に維持するビタミンB1、B2、B3などビタミン類が豊富に含まれています。

⑨ 鉄分

ひじきや海苔に多く含まれており、動物性のタンパク質やビタミンCと同時摂取することにより、吸収率がアップして貧血を予防します。

⑩ フコイダン

昆布やめかぶ、もずくなどに多く含まれており、免疫力を高め、老化予防の効果が期待されます。

⑪ フコキサンチン

昆布やわかめに含まれており、老化予防と脂肪の燃焼を促します。

海藻はこのような栄養素が豊富であるのに、低カロリーで糖質もほとんどありません。

ダイエットにオススメの食材としてよく紹介されますが、これほどの栄養素がありながら低カロリーであれば納得ですね。

海藻ランキング1~5位! この海藻がおすすめ!

海藻料理

では、おすすめの海藻をランキングで順に見ていきましょう。

【第1位】わかめ

海藻の中でも食物繊維が豊富なので、便秘や血糖値が高めの方、コレステロールが気になる方にはオススメです。またビタミンKも多いので骨粗しょう症の方にも適した食材と言えます。

わかめは癖がないので、お味噌汁や三杯酢など簡単に調理できるため、日常的に取り入れることができますね。

【第2位】昆布

海藻の中でもカルシウムが豊富で、成長期の子どもや骨粗しょう症が気になる方にはオススメです。

またグルタミン酸といわれる旨み成分がたっぷり含まれています。出汁をとることによって、塩分を抑えることができます。出汁を取った後の昆布も食べられるので無駄にならないですね。

【第3位】ひじき

カルシウムが牛乳の約12倍と言われ、油と同時摂取することにより、カルシウムとビタミンAなどの吸収率がアップするのでひじき煮にして食べるのがオススメです。

【第4位】あおさ

食物繊維とカロチン、カルシウムが豊富に含まれています。

あおさはあまり親しみがないかもしれませんが、味噌汁に入れると食べやすくオススメです。

【第5位】寒天

天草やオゴノリなど溶かしてろ過した後、凍結と乾燥をさせたものです。

カロリーがほとんどないのに食物繊維が豊富なので、便秘解消やダイエットに適した食材です。基本的に無味無臭なのでどんな食材とも組み合わせることができます。

まとめ:海藻の栄養とおすすめランキング

海藻はまさに魔法のような食材ですね。

ここでもう一度、海藻に含まれる栄養素とオススメ食材を振り返っておきましょう。

海藻に含まれる栄養素

  1. カルシウム
  2. マグネシウム
  3. リン
  4. カリウム
  5. 食物繊維
  6. EPA
  7. ヨウ素
  8. ビタミン類
  9. 鉄分
  10. フコダイン
  11. フコキサンチン

海藻は低カロリーで低糖質にも関わらず、ミネラルやビタミン、食物繊維も豊富なので、体の調子を整え、生活習慣病の予防も期待できます。

おすすめの海藻

  1. わかめ
  2. 昆布
  3. ひじき
  4. あおさ
  5. 寒天

食生活が乱れがちな方も、海藻の食材を一品でも取り入れることにより、不足しがちな栄養バランスを保つのに役立ちます

特に糖尿病やカロリー、血糖値の急上昇を気にしている方に海藻食材はオススメなのでぜひ取り入れてほしいと思います。

ただ、どんなに体に良いスーパーフードもそればかりを大量に摂取することは栄養が偏ってしまい、やはりおすすめできません。

人間は生きていく上で様々な栄養素が必要です。肉類や野菜類なども合わせてバランスよく摂取することで、健康な体を維持していきましょう!

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