シャウエッセンがパッケージ変更! 巾着型パッケージが長方形パッケージに変わった理由を解説!

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ソーセージ

あらびきソーセージの代表と聞いて、真っ先に思いつく「シャウエッセン」。

パリッとした食感とジューシーな味わいで、子どもから大人まで人気のあるソーセージです。

この「シャウエッセン」、発売からなんと38年も経っているなんてご存知でしたか?

そして38年間変わらなかったこの巾着型のパッケージが、シンプルな袋型にリニューアルされるというので驚きです。

今までそれほど気にしたことはなかったのですが、シャウエッセンのパーケージが巾着型になっており、上部が扇形になっているのが当たり前だと思っていました。

パッケージの変更に伴い、上部が扇形をしていることから、相撲の世界の「断髪式」になぞらえて作成した動画が460万回再生を超え、話題になっています。

話題の動画はニュースでも取り上げられました。

そこで今回は、発売当初のパッケージがなぜ巾着型だったのか?
なぜ今、パッケージをシンプルな袋型にしたのか?

シャウエッセンのパッケージに隠された謎について見ていきたいと思います。

目次

パッケージが巾着型なのは「高級感の演出」

ソーセージ

シャウエッセンは、通常のソーセージより少し値段が高めですよね。

そしてパッケージが巾着型で金色のテープで巻いてあります。
これはなぜなのでしょうか。

日本ハム側に聞いてみたところ、見たままズバリ!
高級感を演出するため
ということです。

発売当初はスーパーで気軽に購入できる本格ソーセージが珍しかったそうです。

そのため販売戦略としても、普通のパッケージではなく一味違った意義のあるデザインを考案したようです。

確かに、四角いパッケージより、巾着型で金色のテープで巻いてあると、購入するときに少し普段とは違った特別感を感じますよね。

価格が多少高くてもこの特別感に惹かれ、納得して購入してしまいます。

新パッケージに変更した理由は「コストダウン」のため

ソーセージ・ごはん

発売当初はおしゃれな高級感のあるパッケージが好評で売れ行きも順調でした。

しかし気軽にスーパーで購入できるソーセージが珍しいものではなくなった現在、見た目のコストが無駄ではないかと囁かれるようになりました。

そして社内でも価格や味で商品を求めるお客様の声に応えようと、パッケージのコストダウンを議論するようになりました。

コストダウンを図るため、製造部門からはパッケージの変更を求められ、営業部門からは商品の顔と言われれるパッケージを変更することを求められましたが、日本ハムは変更に対して大きなリスクを感じていました。

そんな最中、数年前に、北海道のいくつかの店舗で巾着型パッケージの上部を1cm短くしてコストダウンを図り、テスト販売を試みました。

しかし、無残にも売上は落ちこみ、パッケージ変更は全国に広まることはありませんでした。

というのも、見た目の印象で購入されていた方はパッケージが1cm短くなっただけで全体が小さく見えてしまい、中身も減ったのではないかと思われてしまったということです。

ところが、2022年は原材料が高騰して、資材や包材など現在の価格で販売を続けるのは厳しい状況となりました。

日本ハムでも2022年2月1日にソーセージなど400品目以上の値上げを決定しました。

少しでも値上げ幅を抑えようとする取り組みの一つとしてパッケージのデザイン変更、コスト削減が再び議論されました。

そして今回は、数年前の北海道でのテスト販売での失敗を踏まえ、店頭のPOPにパッケージは変更されても中身の量はそのままであることを強く全面にアピールしました。

その結果、前回のように売上が落ち込むことなく、新しいパッケージでの販売が正式に決定しました。

新しいパッケージは従来の巾着型から長方形の袋型になりました。冒頭で述べましたが、パッケージ上部の扇形の部分を相撲でいう力士のちょんまげになぞらえて「断髪式」と命名されたユニークな動画が公開されています。予想以上に反響は大きく、注目を集めました。

動画の反響に並行するかたちで、2022年2月1日から新パッケージに変更された商品が2月中旬、すでに全国の8割以上が新パッケージになっているそうです。

通常、商品の顔とも言われる新パッケージは見慣れないため、完全に置き換わるまでに1年ほどかかると言われています。

それがこの驚異の速さで次々に置き換わり、日本ハム側としても驚きを隠せないとのことでした。

購入者からの届いた意見

黒電話

今までのパッケージが巾着型で上部が扇形なっていたものがシンプルな長方形のパッケージに変わり、購入者から意外な意見が届きました。

「背面に切り込みが入っていて開封がしやすくなった」と喜びの声が上がったと言います。

しかし、実はこの「背面の切り込み」パッケージが変更される前からあったものでした。

この「シャウエッセン」に限らず、よくある開封箇所なので私はもともと利用していましたが意外と気づいていなかった人が多かったということですね。

巾着型で上部が扇形になっていたため、背面部分に気づかれにくかったということだと推測されます。

これを受けて日本ハムの広報部門では「お客様に伝える努力を怠ってはいけないと気づかされた」ととても前向きな姿勢でした。

まとめ:シャウエッセンのパッケージ変更

私の幼少期から当たり前のように食卓に並んでいた「シャウエッセン」。

シャウエッセンのパッケージはずっと巾着型のイメージがありました。

近頃シャウエッセンを購入していませんでしたが、久しぶりに購入したときパッケージが長方形に変更されていて驚きました。

時代の変化と、シャウエッセンのパッケージの変化。でも、シャウエッセンの味そのものは変わらず美味しいままであることはうれしいことです。

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