お世話になった会社を退職する、そんな時お礼のお菓子に悩んだことはありませんか?
私も退職するとき、「何にしよう?いつ渡そう…?」と考えてしまいました。逆に、退職する人からいただくときに、「おっ!これはマネしたい」と思えるものもありました。
退職時に渡すお礼の品として、いちばんの定番はやはりお菓子ですね。でも、これも選ぶとき意外と悩みます。職種や会社の規模、男女比でもお菓子の好みも変わります。
これが正解!と決まっていないものほど、悩むものです。
ぜひ、「○○さん、センスいいね!」と思われるお菓子選びの参考にしてみてください。
退職のあいさつでどんなお菓子を配ればいい? 選び方の5つのポイント!
どんなお菓子がいいのか?とお悩みのあなたへ、まずこれから紹介する5つのポイントをおさえてみて下さい。
① お菓子の数は人数分より少し多め。少人数なら1人2個計算
まず、用意する数です。
シフト制の職場や外回りの人が多く、顔をあまり合わせないなんて人もいると思います。自分の在職した、部署や店舗の人はすべて数に入れましょう。
「どこまで入れたらいいかわからない…」という人は、25~30個入りを用意してください。なぜなら、ここまで人数がいる部署やお店は、誰がどのお菓子を持ってきたかに興味を持ちません。
② 必ず個別包装
必ず1つ1つ包装されているものを選びましょう。
いくらおいしいお店のものでも、わざわざ誰かが切ったり分けたりするものはNGです。その場で食べられなくても、持って帰れるものにしましょう。
③ 賞味期限は2週間以上 常温保存
賞味期限が短いと、出張やシフトの間隔があいている人はもらった時には賞味期限切れになってしまいます。また、冷蔵・冷凍保存のものは冷蔵庫に入りっぱなしなりがち。冷蔵や冷凍のものは、すぐに食べる差し入れの時がいいですね。
④ 定番で、わかりやすいもの
あまり個性的なものよりは、定番のものが喜ばれます。甘い系が安定していると思います。たとえば、マドレーヌなどの定番だけど有名店や老舗のものがおすすめです。味が個性的だと残りがちです。
⑤ 2~3種類くらいの味があるもの
チョコレートがダメ、あんこがダメ…など、人が集まると好き嫌いも出てきます。全員に合わせる必要はありません。でも、2・3種類くらいの中から選べると苦手なものは避けられます。
気持ちよく退職するためのお菓子の渡し方・マナーを解説! お菓子を渡すタイミングも紹介
お菓子を渡すタイミングも、気を使ってしまいますよね。
最後の出勤日、仕事の終了時
いちばんいいのは、最後の出勤日の自分の仕事終わりだと思います。
夕方が定時の場合であれば、
「今日までお世話になりました。これ、皆さんで食べてください」
と言って、上司や店長に渡すのが一般的です。
もし、上司や店長がいなくてもその日に完結させる方がいいですね。その場合は同僚で大丈夫ですよ。
シフト制の職場は一言添えて置いておく
シフト制の場合は、スタッフが出たり入ったりしているのでなかなか改めて言うのも難しいです。
休憩室があるならば、店長や上司に
「今日までお世話になりました。休憩室に少しお菓子おいてあるので皆さんで…」
伝えておきましょう。
一言「お世話になりました」とか「ありがとうございました」と付箋でつけておいてもいいですね。
1人1人に手渡しするときも仕事の帰り際
1人ずつ手渡しをする場合も、夕方や仕事終了時がいいです。1人1人渡せるということは、あまり大きな職場ではないと思うので、今日までの感謝の気持ちを伝えて仕事を終える方が良いでしょう。
なるべく、最後の出勤日の帰り際が終わりの感じもでるのでいいと思います。
ただ、締め切りのある職場や帰りにそういう時間が取れない場合もありますよね。その時は、朝またはお昼の休憩に入る時に上司や店長に渡していいと思います。同僚がいるようならば、「店長(上司)にお菓子渡してあるから、皆さんで食べてね」と一言伝えておくといいですね。
感謝の気持ちが伝われば、それで十分です。あまり考えすぎず、さっぱりと渡す方がおすすめです。
まとめ:退職時のお菓子の選び方・渡し方・マナー・ポイント
円満な形で退職するために、感謝の気持ちを伝えることはとても大切なことですよね。それではここまでをまとめてみます。
- お菓子は人数分より少し多めに。少人数なら1人が2個もらえるくらいで用意する。
- 必ず個別包装。切ったり分けたりはNG。
- 賞味期限は2週間以上。定番お菓子で。
- 2・3種類の詰め合わせがベスト!
- 渡すタイミングは最後の出勤日、仕事の終了時。
- 困ったら、上司や店長など責任者に渡す。
お菓子の渡し方やお菓子の種類で、頑張って働いてきたあなたの努力は変わるものではありませんが、どうせならお互い気持ちよく退職したいものです。
「お疲れの時に、甘い物を食べて元気になってくださいね!」
という気持ちで選んだものは、どれも美味しいしホッとできるものです。
その気持ちが一番大切です。ぜひ、その気持ちでお菓子をチョイスしてみてください。