ポテト不足!? マクドナルドのフライドポテト販売制限の原因は? 今後の見通しは?

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フライドポテト

定期的に無性に食べたくなるものと言えば何を思い浮かべますか?

私は迷わずマクドナルドのフライドポテトと答えます!
絶妙な塩加減とホクホクの食感が癖になるフライドポテトはいくらでも食べ続けられそうですよね。

ところが2021年の年末から2022年の年始にかけて、こんなニュースが報道されました。

「ポテトのM、Lサイズの販売停止! Sサイズのみの販売!」

マクドナルドポテトファンにとっては衝撃的でしたよね。各地のマクドナルドでは、販売停止前にポテトを買う人々で行列ができるほどの騒ぎになりました。

今回は、なぜフライドポテトはSサイズのみの販売になったのか、そして今後も販売制限はかかるのかについて紹介します。

目次

マクドナルドフライドポテトの販売制限の原因は?

じゃがいも

2021年12月24日~30日、そして2022年1月9日~2月6日の長きにわたって、Sサイズのみの販売となったマクドナルドのフライドポテトですが、その主な理由はカナダにおける大規模な水害、そしてコロナ禍による国際的な物流混乱にあると言われています。

そもそもマクドナルドのフライドポテトは、アメリカとカナダで栽培されたジャガイモで作られています。

そんな中で2021年11月、一日で平年の一か月分ほど雨量を観測した豪雨がカナダのバンクーバーを襲いました。

近年日本でもたびたび大きな被害をもたらす豪雨災害ですが、バンクーバーでは11月の豪雨による被害は甚大でした。国際流通網にも影響が及んでしまい、過去最大の経済損失と言われるほどです。

アメリカやカナダで作られたジャガイモはフライドポテトの形に加工されたうえで、日本に船を利用して輸入されます。その船便の航路となっていたバンクーバーの港が豪雨の被害を受けたことが、日本への輸入遅延に影響しました。

また天候的な問題だけでなく、新型コロナウイルスの問題もポテトの輸入に大きな影響をもたらしました。

2021年の冬から世界中で猛威を振るっているオミクロン株により、労働者が減少しており、貿易業務が遅延しています。それに加えてステイホームにより、家を出なくても買い物ができるAmazonを代表とするサービスの需要が拡大したことで、国際物流量は増加してしまい、さらに業務の遅延が進む結果となってしまいました。

新型コロナウイルスと豪雨災害のダブルパンチを受け、海外からのポテトが入ってきにくくなってしまったのですね、、、

自然の力やウイルスによって起こってしまったことは仕方のないことですので、一刻も早く以前の状態に戻ることを願うしかありません。

マクドナルドのフライドポテトの今後の見通しは?

マクドナルド

フライドポテトは2回の販売制限を受けたものの、2022年2月7日からは全サイズ通常通りの販売が再開されました。

ただ、やはり気になるのは、またいつ制限がかかってしまい、お腹一杯フライドポテトが食べられなくなる日が来るのではないかということです。

物流に大きな影響をもたらしたバンクーバー港の復旧は進んでいるため、少しずつ今まで通りの活動が行えそうです。

さらに今回の災害を受けて、空路での輸入網の充実が進んでいますので、今回のようなポテト不足に陥る可能性は少なくなっていくでしょう。

しかし、新型コロナウイルスの状態に関しては、何とも予測しがたいものがあります。日本でもオミクロン株が急速に拡大したように、いつどこでウイルスが猛威を振るうのかはわかりませんので、その問題に関しては感染拡大が収まることを願うしかないですね。

しかし、私はふと「外国から輸入してるからポテトが足りなくなるんじゃないの? じゃあ国産のジャガイモを使えばいいじゃん!!」と思いました。

調べてみるとマクドナルドのフライドポテトに使用できるジャガイモは、厳しい審査を経て選りすぐられた特別なジャガイモを使用しているようです。外はカリッ、中はホクホクとしたおいしさを実現できるもの。そして丸ごとカットできるほどのサイズ感。さらには大量のジャガイモを供給出来るだけの生産力の3つを兼ね備える必要があり、そのような農地は日本にはまだありません。

さらに貿易関係により、海外からは形そのままのジャガイモは輸入できない決まりになっており、必ずフライドポテトの形に加工してから日本に入ってきています。

そのため、国内にはジャガイモをフライドポテトの形に加工する場所がないという問題点が残ります。国産にするためには多くの問題点があるのですね。

まとめ:ポテト不足!? マクドナルドのフライドポテト販売制限の原因は? 今後の見通しは?

今回はマクドナルドのフライドポテトがどうしてSサイズのみの販売となってしまったのか、そして今後再び販売制限がかかる可能性があるのかについて見てきました。

実に7年ぶりの販売制限となりましたので、大きな混乱を生んだことも事実ですが、それと同時にあれほど美味しいフライドポテトがお手軽に食べられていることに感謝しなければいけないと実感させられる部分もありました。

また、ジャガイモの輸入量が少なくなっても味へのこだわりを追求し、お客様に提供するものには決して妥協しないマクドナルドの素晴らしさも感じることができたのではないでしょうか。

そんなマクドナルドだからこそ私たちのお腹と心を満たす商品が生み出せるのでしょう!

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