「餅」といえば「正月」を連想しますよね。
正月こそ、当たり前のように餅を食べる人も多いのではないでしょうか。
雑煮にして食べるのはもちろんのこと、甘辛い醤油をつけて海苔を巻いて食べる磯辺焼き、きな粉をつけて食べる安倍川餅など食べ方はいろいろです。
正月にはおせち料理などご馳走を食べながらゆっくりすることが多いので、ただでさえ「正月太り」を気にする人が多い中、餅こそ太るのでは・・・と心配するのも当たり前ですよね。
実際に餅のカロリーはどれくらいなのでしょうか。餅の食べ過ぎは太るというのは本当なのでしょうか。
そこで今回は、餅のカロリーと正月に食べきれなかった餅のおすすめの食べ方を紹介したいと思います。
餅のカロリーはどれくらい?太るって本当?
餅というのは、何とも言えない食感のおいしさでつい食べ過ぎてしまいますよね。特に「正月だけ・・・」と思うと、また格別おいしく感じます。
「餅=太る」というイメージがありますが、実際に餅のカロリーは、
切り餅1個(約50g) ご飯お茶碗一杯(約150g)
112kcal < 234kcal
普通に比べてみると、ご飯お茶碗一杯の方がカロリーは高く見えますが、100gずつで比べてみると
切り餅(100gあたり)223kcal > 飯(100gあたり)156kcal
と、実は餅の方がカロリーは高いんです。
切り餅2個でご飯お茶碗一杯と同じくらいのカロリーだと換算すれば、覚えやすいですよね。
切り餅2個食べると、食べ方にもよりますが腹持ちもしてしっかり食べた感じにもなります。
また餅の食べ過ぎは太るというのは本当なのでしょうか。
普段、餅はおかずと一緒ではなく、餅だけで食べる人が多いと思います。
餅は先ほど述べたようにカロリーが高く、糖質も多く含みます。糖質が多いと血糖値が急激に上がり、インスリンの分泌が増えます。
そしてインスリンが増えると、脂肪を蓄える働きがあるため、脂肪が溜まり太りやすくなってしまいます。
また餅そのものに味がついているわけではないので、醤油や砂糖、あんこなどをたっぷり絡ませて食べることが多いと思います。その食べ方こそがさらにカロリーの増幅に拍車をかけ、全体のカロリーを高くしてしまうことにつながります。
それでは太りにくくするためにはどうすればよいのでしょうか。
餅を単体で食べるのではなく、切り餅1~2個を目安にしてご飯やパンの代わりと考え、おかずと一緒に食べることをおすすめします。
肉や魚、野菜などと一緒に食べることで餅にそれほど濃い味付けをしなくても食べられそうですね。血糖値の急な上昇を抑え、脂肪を蓄えるインスリンを抑えることもできます。
工夫しながら食べることにより、餅の食べ過ぎを防ぎ、太ることも抑えられそうですね。
次に正月に余ってしまった餅の食べ方に困っている人のために、次に餅のおすすめの食べ方をご紹介したいと思います。
餅のおすすめの食べ方は?
正月は雑煮が定番ですが、餅は焼いていろいろな味付けをしてバラエティに富んだ食べ方をすることができます。
ここでは、甘い餅の食べ方はもちろんのこと、甘いだけではない、おすすめの餅の食べ方をご紹介したいと思います。
【きなこ】
小さい頃から母がよく作ってくれた安倍川風のきな粉餅。きな粉の素朴な味に癒されますよね。
また、きな粉は大豆を原料としており、食物繊維の中でも「不溶性食物繊維」が多く整腸作用が期待されます。糖質の吸収もゆるやかにしてくれるので腸活している人にもおすすめです。
【納豆】
餅の柔らかいところに納豆がよく絡まり、納豆の旨味が加わり癖になるようです。
また納豆には糖質や脂質、タンパク質が含まれており、食物繊維も豊富なので整腸作用も期待できます。
私は毎日のように納豆を食べているくらい納豆好きなのでぜひ試してみたいと思います。
【大根おろし】
大根おろしと組み合わせるのは意外のように感じますが、大根おろしに醤油をかけて食べるとさっぱりと食べることができます。
また大根おろしには、消化酵素が含まれており、食べたものの消化や吸収を促進して胃腸の働きを活発にしてくれます。
【磯辺焼き】
うちの娘も大好きな磯辺焼きは香りもよく定番中の定番ともいえますね。
両面を焼いた餅に、砂糖と醤油をまぜた甘辛いタレを絡ませて、海苔を巻いて食べると香ばしい醤油と海苔の香りが食欲をそそります。ただ、カロリーが気になる人は、砂糖醤油を控えめがいいかもしれませんね。
まとめ:餅の食べ過ぎは太るって本当?おすすめの食べ方をご紹介します!
餅の食べ過ぎが太る、と昔からよく言われていますがそれは食べ方に問題があったのかもしれませんね。
確かに、餅を食べるときは、餅だけで磯辺焼きにしたり、きな粉をつけたり、あんこと一緒に食べたりすることで肉や魚、野菜と一緒に食べることはほとんどない人が多いと思います。
しかし、前述したように餅をご飯やパンの代わりと考えておかずと一緒に食べることにより、太りにくくすることはできるということですね。
普段から餅を食べる餅好きな人も、食べ方ひとつでおいしく、カロリーをあまり気にすることなく食べられそうですね。