犬はわたしたちに癒しを与えてくれる存在で、とてもかわいいですよね。
様々なしぐさや行動があり、何をしていても微笑ましく見ることが出来ます。
自分の飼っている愛犬を一つの成長記録として、YouTubeに日々投稿している方もいます。かわいさがたくさん詰まっており、ずっと動画を見てしまいます。
わたしたちに、プラスの要素を与えてくれる犬ですが、人間のように自分の思いを話すことができないので、すべて行動で感情を示します。
何気ない動きだけでも、ワンちゃん達の伝えたい思いが隠されているんです。
そこで、隠された思いを読み取るため、しぐさから分かる犬の感情について紹介していきます。
また、その思いに対して、わたしたちはどのように行動してあげるべきなのか。ぜひ、参考にしてみてください。
犬が示す一つ一つのしぐさや行動には、ちゃんとワケがあった!
犬は、話すことが出来ないので、しぐさや行動で気持ちを示します。
このことを「カーミングシグナル」と呼びます。
この歴史は古く、犬の先祖に当たる狼から受け継がれているものです。
カーミングシグナルに隠された、犬の気持ちを細かく紹介していきます。
匂いを嗅ぐ
犬に一番見られる行動なのではないでしょうか。
私たちのなかで、この行動のことをマーキングと言いますよね。
その言葉通り、犬は匂いから様々な情報を集めています。
しかし、情報を集めている時もありますが、違う気持ちを示している時もあります。
それは、緊張をしている時です。
犬は、緊張を紛らわすために地面のにおいを嗅いでいるのです。
鼻をなめる
ご飯前などのよだれが多く出る時に、見られがちな行動です。
しかし、先ほど匂いを嗅ぐ行動で紹介した、緊張をしている時に示す行動の一つでもあります。
鼻をなめることで、自分の気持ちを落ち着かせようとしています。
また、目を合わせながらしきりに鼻をなめる時には、相手に対して落ち着いてほしいと、メッセージを送っています。
体をかき、身震いをする
体をかく行動は、主に体をかゆく感じている際に示す行動ですが、何かに対して不快に感じている時にも示すものです。
体のどこかがかゆいわけではないのに、身震いをしたり、少し体をかいたりしている場合は、気持ちを落ち着かせようとしています。
目をそらす
お互いに目を合わせている状態から、先に犬が目をそらした時は、相手に対して敵対心を持っていないことを表します。
犬から「あなたに敵意はありません」というメッセージを送っています。
あくびをする
この行動は、人間と同様に眠気を感じている時に示す行動ではありますが、他の意味合いもあります。
緊張していた気持ちが、ホッと落ち着いたときや、飼い主から怒られている時にもすることがあります。
飼い主から怒られている時にするあくびは、緊張していたり、飼い主に対して「落ち着いてほしい」と思っています。
舐めてくる
飼い主に対して舐める行動は、犬が友好な関係だと感じている時です。
犬は、仲が良いもの同士舐めあうので、その行動が飼い主に対しても同じように示されているのでしょう。
嚙んだ後にその部分を舐める
この行動は、あまりよくありません。
これは、噛んだ相手に対し威圧的な気持ちを示しており「次こんなことをしてきたら、ひどいことをしてやる」といった感情の際に示す行動です。
噛んでしまったことを反省しているんじゃないかと勘違いしてしまいがちですが、反省は全くしていないので、飼い主に対してこの行動があった際は、上下関係が逆になっている場合が多いです。
片方の前足を上げたまま立っている
何かに気持ちをとられ、それに対して集中していたり、周囲を警戒している時に見られます。
しかし、上げている足を触ったときに痛がったりしたら別の要因があるので、要注意です。
歩く時にも上げていたり、やけに足を気にするなどの行動があった際は、一度病院へ行きましょう。
人の足に鼻をあてる
つんつんと鼻を当ててくるときは、もっと構ってほしいと思っています。
犬が、寂しさを感じている時などにしがちなので、この行動が見られたら遊んであげるなどしてあげましょう。
以上紹介した他にもたくさんのしぐさがあり、それに対する気持ちもあります。行動は違っても、示している気持ちは同じことがあるので、なかなか判断が難しいと思います。
ですので、場所や空気、条件などにあった気持ちを読み取ってあげると良いでしょう。
鳴き声の違いからわかる犬の気持ち
犬が発する鳴き声はさまざまで、声のトーンも全く違うものです。
そこで、次に鳴き声から分かる犬の気持ちを紹介していきます。
鼻を鳴らす
これは、飼い主に対し甘えたいときに出す鳴き声です。
主に子犬の時に見られます。
甲高い声で吠える
びっくりしたり、痛みを感じた時に出す声で、もしこの声をずっと出していたら要注意です。
パニックになってしまっていたり、何か異常が発生している可能性があります。
低い声で唸る
不機嫌になっており、怒っている時に出す声です。
縄張りを守ろうとしている時や、嫌なことをされた時に出しがちな声なので、あまり手を出したりしないようにしましょう。
鳴き声にもそれぞれ違いがあり、伝えようとしているものもはっきりあることが分かりました。鳴き声は、わたしたちに対して気持ちを示していることが多いので、何を伝えようとしているのか理解してあげましょう。
まとめ:何気ない犬のしぐさから、犬が伝えたい気持ちを読み取りたい! しぐさや行動から分かる犬の気持ちを紹介!
今回は、犬がするしぐさや行動、そして啼き声から分かる気持ちを紹介してきました。
望んであげることをしてあげたり、飼い主となったら仲良く過ごしていきたいですよね。犬の気持ちが分かると、コミュニケーションも取りやすくなると思います!