雪で車が立ち往生、「一酸化炭素中毒」に注意! 対策と必要なアイテムを解説

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車・雪

雪の日に車を運転することについて、危険なことは何でしょうか?

すぐに思いつくのは、路面が凍ってしまうことによるスリップですよね。

でも、あまり知られていない危険がもう一つあります。

それは、雪で立ち往生した車の中での一酸化炭素中毒です!

一酸化炭素中毒は、一酸化炭素が増えることにより酸素を体に取り込めなくなってしまう中毒で、最悪の場合死に至るほど危険なものです。

雪で立ち往生してしまった場合の車の中は、実はその一酸化炭素中毒が起こりやすい環境なのです。これを防ぐためには、次の二つのことが大切です!

  • マフラー付近の雪かき
  • 換気

なぜこれらの対策が必要なのか、詳しく見ていきましょう!

目次

マフラー付近の雪かきと換気が大切な理由

車のマフラー

マフラー付近の雪かき

車のマフラーとは、車の後ろについているパイプのことです。
マフラーには、排気ガスを外に出す働きがあります。

車の排気ガスには、一酸化炭素がふくまれています。
もしマフラーから排気ガスを外に出せないと、排気ガスは車の中に入ってしまいます。
そして閉め切った車の中では、その排気ガスはどんどんたまっていきます。

この状況は、雪で立ち往生した車にぴったり当てはまります。
エンジンがかかった状態で長い時間同じ所にいると、そのうちに雪が積もって、マフラーをふさいでしまう恐れがあります。
そうすると、排気ガスは外に出られなくなり、車の中に入ってしまうのです。

そのため、こまめに車の後ろへ行ってマフラー周辺の雪をどけ、マフラーが塞がらないように注意することがとても大切です!

また、車の前のワイパーの下には外気取り入れ口があります。そこが塞がってしまうと外気を取り込むことが難しくなるので、そこの雪かきもこまめに行いましょう。

さらに、雪がドアの高さまで積もると、ドアを開けられず、外に出ることができなくなってしまいます。ドア周辺の雪もこまめに取り除いておきましょう。

車の窓

換気

一酸化炭素中毒対策で最も大切なのは、車の中に一酸化炭素が入らないようにすること!

そのため、マフラー付近の雪かきができなくなってしまったら、車のエンジンを止める必要があります。

でも雪かきができている場合には、エンジンをかけて車の中の温度を保つことも大切。そこで、換気をしながら暖房を使用しましょう。

暖房を使用する際には、内気循環ではなく、必ず外気導入にすることが重要です!

内気循環で暖房を使っていると、もし車の中に一酸化炭素が入っていればすぐに増えてしまいます。そのため、ワイパーの下の外気取り入れ口が雪で塞がれていないかを確認したうえで、外気導入で暖房を使います。外の空気を取り込むことができるので、内気循環よりも一酸化炭素が増えるのを抑えられます。

さらに、窓を少しだけ開けておくことも効果的です。冷たい風を直接受けないようにしながら、外の空気を取り込み、車の中の空気を出すことができます。

これらは、窓を閉めて内気循環にするよりも暖房の効果は落ちますが、換気と温度低下防止を同時に行うことができるので効果的です。

マフラーや外気取り入れ口の雪かきができている場合は、この方法を取り入れてくださいね。

雪の中で立ち往生したときのために必要なアイテム

雪道・車道

ここまで、車内での一酸化炭素中毒のリスクと、その対策についてお話ししました。

次にお伝えしたいのが、雪の日の車で一酸化炭素中毒対策をするために必要なものについてです!

必要なものは以下の通り。

  1. 燃料を満タンに
  2. 雪かきのための道具
  3. 防寒具
  4. 食料、飲み物、簡易トイレ

燃料

まずは、雪が降っているときに出かけなければならない場合、出かける前に燃料を満タンにしておきましょう!

燃料が少ないと、万が一立ち往生してしまった際にすぐにエンジンが足りなくなり、動かなくなってしまいます。必ず補充しておきましょう。

雪かき道具

次に、雪かき道具。

手で雪かきをするのは難しいので、これも絶対に必要です。
マフラー付近などの雪かきを行うことに備えて、スコップを用意しておきましょう!

そして、雪の中で作業をすることになるので、長靴や防水の上着、ニット帽なども用意しておくとよいでしょう。

防寒具

また、防寒具の準備もとても大切です。
暖房をつけていても、換気をしながら使う必要があるので、寒く感じる可能性があります。

さらに、除雪ができなくなってしまった場合には、エンジンを切らなければなりません。

暖房が使えなくなることも想定して、寝袋や毛布、カイロなど、しっかりと寒さから身を守ることができるものを用意しておきましょう!

食料・飲み物・簡易トイレ

そして、一酸化炭素中毒対策に直接かかわるものではありませんが、雪かき道具や防寒具と並んで準備しておくべきものもあります。

それが、食料や飲み物、簡易トイレです。

雪の中での立ち往生のとき、いくら一酸化炭素中毒対策をしても、長い時間食べ物や飲み物が手に入らなければ危険。ずっとトイレに行けないのもつらいですよね。

長い時間立ち往生してしまっても乗りきれるよう、これらも多めに積んでおくことが大切です。

まとめ:雪で車が立ち往生したときは一酸化炭素中毒の防止を!

雪の中での立ち往生で一酸化炭素中毒はとても危険です。

一酸化炭素中毒の原因とその対策、また雪の中での立ち往生に備えて、用意しておくべきものについてまとめました。

一酸化炭素中毒を起こさないためには、「マフラー付近の雪かき」「喚起」がとても大切です。

雪の多い場所に行くときには、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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