ブルーベリーと言えば、私は真っ先に「ジャム」が思い浮かびます。他にもドライフルーツやジュースなど食べ方はいろいろです。
そして何より健康のことを考えて、意識してブルーベリーを摂る人も多いのではないでしょうか。
健康サプリとしてブルーベリーを凝縮したサプリがあるほど健康には最適の食材の一つとも言えます。
私が実家にいた頃、母親は目が悪く、「ブルーベリーが目によい」とあるテレビ番組で聞いてから、積極的にブルーベリーを食べていたのを思い出します。
ブルーベリーには栄養素が豊富に含まれており、一般的には健康によいとされていますが、やはり食べ過ぎると体調を崩してしまう危険もあります。
そこで今回はブルーベリーを一日どれくらい食べたらよいのか、ブルーベリーを食べるメリットとデメリットについてみていきたいと思います。
ブルーベリーを食べるメリットは？
ブルーベリーというのは、通常ぶどうよりも小さめで丸い形をしており、青紫色をした甘酸っぱい果実です。
生食として食べることもできますが、ほとんどはドライフルーツか、ジャムやジュース、果実酒など加工したものが多いと思います。
アンチエイジングや健康増進に向いているブルーベリーですが、次のような栄養素が含まれています。
【栄養素】
・ビタミンC
・ビタミンK
・ビタミンE
・食物繊維
これらの栄養素がアンチエイジングに効果があり、お腹の調子を整え、免疫力を高めると言われています。
他にもアントシアニン、ポリフェノールなども豊富で、いろいろある果物の中でもこれらの成分がブルーベリーには特に多く含まれています。
アントシアニンは赤紫色になる元の成分であり、熟すとこのアントシアニンの成分が増えます。このアントシアニンこそが抗酸化作用があり、視覚機能の改善にも効果があります。
ポリフェノールもまた抗酸化作用が強く、動脈効果などの生活習慣病の予防に役立ちます。
このようにブルーベリーは健康増進効果がありますが、その一方で食べ過ぎることによって生じるデメリットもあります。
次に、ブルーベリーを食べ過ぎることによって生じるデメリットについてみていきたいと思います。
ブルーベリーの食べ過ぎで生じるデメリットは？
体にとってよいものですが、どれだけ食べても良いわけではありません。
ブルーベリーも同様に健康に良いからといって食べ過ぎると体に悪影響を及ぼすこともあります。
ここでは、ブルーベリーを食べ過ぎることによって生じるデメリットについてみていきたいと思います。
前章で説明した通り、ブルーベリーは食物繊維が豊富で腸内環境を整えてくれるため便秘解消にも役立ちます。
しかし、ブルーベリーは不溶性食物繊維を多く含むため、便の水分が不足して便秘や腹痛の原因になることもあります。
また生のブルーベリーをそのまま食べるのであれば、糖質量は100gあたり9.6gほどで、あまり多くありませんが、ジャムやドライフルーツとして食べると糖質の摂り過ぎになります。
そのため、食べ過ぎると血糖値が高くなり、肥満の原因にもなりかねません。
果物は健康によいと言われていますが、このように加工されたものを食べ過ぎることは逆効果にもなります。
厚生労働省の食事バランスガイドによると果物の一日の摂取目安量は200gとなっています。
果物も様々な種類のものがあるのでブルーベリーだけを食べ続けるのではなく、他の果物ともバランスを考えながら食べることが大切です。
また間食として摂取するエネルギーは200kcalが目安とされており、ジャムでいうと約80g、ドライフルーツでは約70gが200kcalに相当します。
そして一日の食物繊維の目安摂取量は、成人男性で21g、成人女性で18gとなっています。
普段の食事からも食物繊維は摂取されるので、目安摂取量の半分くらいをブルーベリーから摂取すると考えるなら、ジャムでいうと約110g、ドライフルーツでは約55gです。
これらのことより、糖質量、食物繊維とそれぞれ目安量を考えながら適度に食べるのがよいということですね。
一日の中で一度にこの量を食べるのではなく、ブルーベリーに含まれるポリフェノールは短時間で体内に吸収されます。
さらにすぐ体外へ排出される性質を持っているため、一日のうち、少量を数回に分けて食べることをおすすめします。糖質を考えると生食の方がよいですが、生のブルーベリーというのはスーパーではあまり見かけません。
冷凍された生のブルーベリーであれば簡単に購入することができ、長期保存もできるのでよいですね。
まとめ：ブルーベリーの食べ過ぎに要注意！メリットとデメリットを徹底解説！
体によい食べ物というのは、積極的に食べることを心がけるのはよいですが、食べ過ぎると逆効果をもたらす恐れがあるため注意する必要があります。
これはブルーベリーに限らず、どの健康食品に対してもいえることだと思います。
そして一般的に体によいと言われていても、必ずメリットデメリットというものがあります。
それらをしっかりと理解した上で、適切な食べ方で適度な量を守り、健康に過ごしていきたいものですね。
