年齢を重ねるごとに「健康」を第一に考え、少しでも体に良いことは試してみたい、と思いますよね。もちろん、私もその一人です。
若い頃は気にならなかった「運動不足」「食習慣の変化」など、これらが内臓脂肪を増やし、健康寿命を短くすることは周知の事実です。
内臓脂肪が増えると、高血圧や高血糖などの生活習慣病の要因となり、それが進むと動脈硬化や心筋梗塞、脳卒中、さらには認知症やがんなどの病気も引き起こしかねません。
健康診断に行って細かく調べなくても、若い頃に比べて体重が10㎏以上増えている人は内臓脂肪が蓄積されている証拠なので注意が必要です。
皮下脂肪は運動で多少落とすことができますが、この内臓脂肪は皮下脂肪に比べて運動してもすぐに減らすことができません。
そこでこの内臓脂肪を減らすための秘策として「りんご」が私たちの強い味方となるわけです。
「りんごを食べれば医者いらず」ということわざがありますが、これは単なることわざだけではなく、現在では科学的にも証明されつつあります。
りんごは果物のひとつだから美容にいい、だけではありません。そこで今回は、あらゆる体の不調の強い味方である「りんご」を「第一に考える理由」についてみていきたいと思います。
りんごを第一に考える理由 その①
まず、りんごを第一に考える理由その①として、内臓脂肪を減らしてくれるということです。
りんごは一日に必要な栄養素を補うことができる優れものなんです。それが朝食のときに、食事の最初にりんごを食べるというだけで、内臓脂肪を減らすことにつながっていくというのです。
りんごは果物なので、果物は食後の血糖値を気にするかもしれませんが、実はりんごに関しては、GI値が低い優れものなんです。
りんごは栄養が豊富なので一日のスタートである朝食にりんごを食べることによって、一日に必要な栄養素を補うことができます。
また食事の最初に食べることによって、血糖値の急な上昇を防ぎ、その後に食べる油の吸収も抑制してくれます。
さらに食物繊維が豊富でカリウムやビタミンC、βカロテンを含んでいるので、血圧を下げ、老化も防いでくれるというのは嬉しいですね。
そして、りんごの研究が進む中で最近注目されているのが、ポリフェノールの主成分である「プロシアニジン」です。
これは血糖値の上昇を抑え、体内の脂肪を分解するため、中性脂肪も抑えてくれるので、生活習慣病の予防には必要不可欠な成分と言えます。
意外と知られていませんが、りんごは「肺」もきれいにしてくれます。りんごに含まれている抗酸化物質が心肺機能を高めてくれるので、気管支炎や喘息なども予防してくれることが分かっています。
自分ではどうすることもできない加齢、そして普段気にしていない生活習慣による肺機能の低下まで、あらゆる体の不調の強い味方である「りんご」を食べない手はありませんね。
りんごを第一に考える理由 その②
次にりんごを第一に考える理由その②として、腸内環境を整えてくれるということです。
体の不調を引き起こす大きな要因の一つである「便秘」にもりんごは効果的なんです。
腸内環境を整えることは、免疫力アップにつながり、これこそが美容と健康に大きな影響をもたらすと言っても過言ではありません。
腸内環境を整えるにあたり、一番重要とされているのは善玉菌と悪玉菌のバランスです。
バランスが崩れることによって便秘を引き起こし、あらゆる体の不調につながっていきます。
そのために大切な栄養素が「食物繊維」です。分かっていてもなかなか一日に必要な摂取量を摂ることは難しく、食事の傾向も変化している現代の日本人の食物繊維摂取量が戦前に比べて半分以下に減っているようです。
食物繊維には、水溶性と不溶性があり、どちらかだけを摂ればいいわけではありません。
りんごには両方の食物繊維がバランスよく含まれており、腸内環境を整える上で、とても恵まれた食材なんです。
また現代の若者に見られるあごの弱さも改善できます。りんごはよく噛まなければ食べることができず、よく噛むことによって自律神経が整います。
さらに唾液が多く分泌され、口腔内環境もよくなり、免疫力をアップさせる効果も期待できます。
現代の子どものおやつには、ケーキやアイスクリームなどよく噛まなくても食べられるものが多くあります。昔は食べ物が豊富でなかったこともあり、果物がおやつとなっていた時代もありました。
よく噛んで健康にもよい栄養素がたっぷり含まれているので、子どものおやつには打ってつけですね。
まとめ:あらゆる体の不調の強い味方である「りんご」の実態教えます!
りんごは健康によい、と漠然とした知識は持っている人が少なくないと思います。
しかし、このりんごを第一に考える理由として
① 内臓脂肪を減らし
② 腸内環境を整える
ということが分かりました。
そのためにも、一日の始まりである朝に、始めに食べることが効果的でもあります。
あらゆる体の不調の強い味方である「りんご」をこれまで以上に意識しながら健康のためにも、りんごを第一に考えてみてはいかがでしょうか。