寒い季節になると熱々の鍋が恋しくなります。
王道の寄せ鍋からキムチ鍋、豆乳鍋など様々な味を手軽に楽しむことができます。
具材と鍋の素さえあれば美味しくできる鍋ですが、シンプルだからこそ、具材を入れる順番や下ごしらえの方法にこだわるとワンランク上の鍋料理になります。
肉や魚、野菜も豊富でタンパク質やビタミン、ミネラルなど栄養バランス抜群の鍋料理は、野菜の嵩も減り、たくさんの量を食べることができるので嬉しいですね。
最後にご飯やうどんなど、シメまで自分好みにアレンジして楽しむことができて、お腹も心も満足できること間違いなしですね。
そこで今回は鍋料理をより美味しく作るために、具材を入れる順番や下ごしらえの方法について解説したいと思います。
鍋を美味しくする具材を入れる順番は?
一般的な具材を入れる順番としては、火の通りにくい根菜類、旨味を出す肉や魚などを先に入れ、最後に火の通りやすい葉もの野菜を入れていきます。
具材を入れる順番
① 火をかける前に火の通りにくい根菜類から入れていきます
例)大根、人参、ごぼう、白菜の軸の部分など
② 火にかけた後、旨味を出す肉や魚を入れます
例)鶏肉、たらなどの白身魚、あさりやホタテなどの貝類
③ しらたきや春雨も出汁を吸うため、このタイミングで入れます
④ 煮立ってきたら中まで温めたい具材をいれます
温めすぎると水分が出過ぎたり、形が崩れてしまうので注意が必要です
例)きのこ類、木綿豆腐、練り物など
⑤さっと中まで温めたい具材をいれます
温めすぎると固くなってしまうので注意が必要です
例)牛肉、豚肉、つみれや牡蠣など
⑥火を通すだけの具材をいれます
火を通すだけですぐに食べごろになります
例)白菜の葉部分、ねぎ、もやし、水菜、春菊など
このように具材が多いため、入れる順番にこだわるだけで
それぞれの具材の食べごろを味わうことができます。
鍋を美味しくする下ごしらえの方法は?
ここでは前述したいくつかの具材の中から、より美味しくするための下ごしらえの方法を解説したいと思います。
下ごしらえの方法を知っておくと具材に味が染み込みやすくなったり、煮崩れしにくくなるなど鍋をより美味しくすることができるので少し手間かもしれませんがおすすめです。
下ごしらえの方法(野菜編)
① 大根
半月切りやいちょう切りにし、大きめに切るときは隠し包丁をいれておきます。米のとぎ汁で下茹でしておくと、より味が染み込みやすくなります。
② 白菜
葉の部分は同じ幅でざく切りにします。軸の部分は包丁を斜めにしてそぎ切りにします。
③ 水菜
根元をよく洗い、5cmほどの長さでざく切りにします。
④ 人参
皮をむいて半月切りにします。切り幅を変えると食感を楽しむことができます。
⑤ もやし
必ずではありませんが、ひげを取っておくと臭みが少なくなります。
⑥ しいたけ
石づき部分を切り落とし、かさの部分に十字の切り込みを入れます。
下ごしらえの方法(肉類、魚介類編)
肉類や魚介類は、旨味が出ますがしっかり下処理をしなければ、生臭さやえぐみが出るので下処理はした方がいいですね。
① 鶏肉
手羽先や手羽元は流水でよく洗い、下茹でしておくことで生臭さを抑えることができます。
もも肉も熱湯でサッと茹でるだけで臭みが減り、あくを取り除いておくことができます。
② 豚肉や牛肉
意外かもしれませんが特別な下処理はありません。
③ 魚介類
魚類は塩を振り15分ほど置いておくと水分が出ます。この水分が臭みの原因なのでキッチンペーパーで拭き取ってから入れます。
牡蠣は片栗粉をまぶしてからつぶさないように軽くすすぎます。あさりなどの貝類は殻同士を摺りあわせて流水でよく洗います。
野菜や肉、魚介類など下処理をしっかりすることで味も染み込みやすくなり、臭みを抑えることができるのでできるだけ心がけて行いたいですね。
好きな鍋ランキングベスト5
ここでは好きな鍋ランキング2022のベスト5をご紹介したいと思います。
- 第5位 もつ鍋
- 第4位 みそ鍋
- 第3位 寄せ鍋
- 第2位 鶏鍋
- 第1位 キムチ鍋
第1位に輝いたキムチ鍋は30代~40代に人気のようです。第2位の鶏鍋はヘルシー思考の女性に人気で、年代が上がるほど王道の寄せ鍋を好むようです。
上記のランク外にはなりますが、他にも変わり種のきのこ鍋やトマト鍋、キムチチーズ鍋なども女性に人気のようです。
またシメとして人気なのは、うどん、ご飯、ラーメンなどが上位に入っています。
まとめ:鍋料理の具材を美味しく仕上げるコツ!順番と下ごしらえのポイントを解説
寒い冬に食べたくなる鍋料理。
作り方は簡単で主婦の味方ですが、シンプルであるからこそ、具材を入れる順番や具材の下ごしらえの方法にこだわるとより美味しくなるんですね。
少し手間かもしれませんが、普段の料理を作るときにも下ごしらえの方法は利用できるので覚えておくと便利ですね。
鍋を囲んでみんなで楽しく食べる鍋料理、少しこだわるだけで、より美味しく味わうことができるので、ぜひ試してみてくださいね。