老若男女問わず、便秘で悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
便秘の原因はいろいろですが、現代における「ストレス」も原因のひとつです。私の娘も、頑固な便秘に日々悩まされています。
便秘薬で手っ取り早く解消する方が楽かもしれませんが、やはり便秘薬は癖になるとよく聞くので、できれば薬には頼らず、自然に任せていきたいですよね。
腸活に欠かせないビフィズス菌と乳酸菌の2種類の菌をどちらも一緒に増やすのが理想ではありますが、具体的にはどのような生活をすればよいのでしょうか。
気軽にできる腸活の習慣としてはビフィズス菌や乳酸菌を含むものを摂ることです。
ビフィズス菌や乳酸菌を含む代表として「ヨーグルト」があります。ヨーグルトは食前か食後かいつ摂るのが効果的なのでしょうか。
そこで今回は、ヨーグルトを食べるのは食前か食後か、いつ摂るのが効果的なのか、また腸活の習慣についてみていきたいと思います。
ヨーグルトを食べるのは食前? 食後?
ヨーグルトをいつ食べるのかと問われると、朝食に食パンや目玉焼きと一緒に食べるイメージがありますよね。
私も若い頃「ヨーグルトは朝!」と思っていたので、朝食で食パンと一緒に食べていた記憶があります。
しかし30代で便秘がちになり、自分でいろいろ調べていくとヨーグルトは朝食べるより夜食べた方がよいことを知りました。
それはなぜなのかをさらに調べてみると、夜の夕食後に食べた方が、就寝中は腸が活発に動き腸内環境も整うからということが分かりました。
そして食前か食後かどちらが効果的なのかといえば、朝の空腹のときは胃酸が多く分泌されて、せっかく摂った菌も胃酸で弱ってしまうため食後の方がいいと分かりました。
食後であれば、摂った食事で胃酸が薄まるため、菌も胃酸に負けることなく、そのまま腸まで届き、働いてくれるということです。
ただ、食前に食べるのがダメだということではありません。
食前に食べると、それだけでも満腹感を得られるため、ダイエット中であれば、食前にヨーグルトを食べることもおすすめです。
また、朝、排便の習慣がある人は、朝ヨーグルトを食べることによって排便を促す効果もあるのでトイレに行く習慣作りにはよいそうです。
ビフィズス菌と乳酸菌を増やす5つの習慣
ここでは腸活の代表とも言えるビフィズス菌と乳酸菌を増やすための5つの習慣をみていきたいと思います。
① ヨーグルトは夜の食後が効果的
菌を生きたまま腸に届けるため、胃酸が薄くなる夜の食後がおすすめです。さらに免疫力を上げるためには寝る2時間前までに食べるとよいです。
② オリゴ糖や食物繊維も積極的に摂る
ビフィズス菌や乳酸菌の餌になるオリゴ糖や食物繊維を積極的に摂ることでさらに菌の働きが活発になります。
例)バナナやキャベツ、豆類、海藻類、きのこ類、レタスなど
③ 乳酸菌を含む食品を摂ることを心がける
乳酸菌はヨーグルトだけに含まれるわけではなく、他の食材からも摂ることができます。
例)味噌、納豆、チーズ、キムチ、ぬか漬け、酒粕などの発酵食品
④ 時間をかけて食べる
早く食べる人は空気も一緒に飲み込んでいます。そのため酸素が多く取り込まれ、酸素に弱いビフィズス菌の働きが悪くなります。
⑤ 間食を摂りすぎない
乳酸菌を増やすためには、小腸を休ませる必要があります。そのためにも、間食はほどほどにしましょう。
若い人でも便秘がちの人は多いと思いますが、加齢と共に、腸の働きが悪くなり小腸で酵素も活性しにくくなります。
そのためにも、普段から少しでもビフィズス菌と乳酸菌を増やす習慣を身に付けることをおすすめします。
まとめ:ヨーグルトを食べるのは食前か食後かどちらが効果的? 腸活の習慣も教えて!
腸活に最適なビフィズス菌や乳酸菌を含む「ヨーグルト」ですが、朝よりも夜、食前よりも食後に食べた方がよいことが分かりました。
ビフィズス菌や乳酸菌を増やすための習慣は以下の通りです。
ビフィズス菌・乳酸菌を増やすための5つの習慣
- ヨーグルトは夜の食後が効果的
- オリゴ糖や食物繊維も積極的に摂る
- 乳酸菌を含む食品を摂ることを心がける
- 時間をかけて食べる
- 間食を摂りすぎない
これらを心がけることが大切です。
私も腸活には「ヨーグルト」と思い込んでいましたが、実は発酵食品全般に効果があり、味噌や納豆、チーズなども腸活に効果があることが分かりましたね。
さらに食物繊維も合わせて摂ることにより、ビフィズス菌や乳酸菌の働きを活発にしてくれるんですね。
便秘で悩んでいる私の娘も最近、オリゴ糖を摂るようになって、少しずつではありますが調子が良くなってきました。便秘だからといって一度にたくさんの量のビフィズス菌や乳酸菌を摂ってもすぐに効果は表れないと思います。
ダイエットと同じように、毎日少しずつ「続けること」に大いに意味があると思います。
「少しずつ」を「続ける」からこそ、積極的に、そして効果的に摂っていきたいものですね。