幸せを感じることができる「セロトニン」という物質をご存知ですか?
私は漠然とですが「セロトニン」というワードは聞いたことがあり、ストレスと深く関わりがある脳内物質ということだけ知っています。
それが幸せを感じる物質だとは知りませんでしたが、「ストレス」と「幸せを感じること」は表裏一体なので納得ですね。
イライラしたり、ストレスを感じるときはセロトニンが不足しており、リラックスしているときは、セロトニンが十分満たされている、ということになります。
そこで、今回はこの「セロトニン」が不足するとどのような症状が起きるのか、また「セロトニン」を増やすにはどのようなことができるのかについてみてきたいと思います。
幸せホルモン「セロトニン」が不足すると・・・
まず、「セロトニン」が不足すると、体だけではなく、精神的にも不調がでてきます。
例えば、精神的に落ち着かなくなり、恐怖や不安を必要以上に感じて、症状が進むと何も手につかなくなります。
そのストレスがさらに「セロトニン」を減少させるため、どんどん悪化していき、悪循環を招いてしまいます。
また、脳を興奮させる「ドーパミン」や「アドレナリン」を抑制するため、「セロトニン」が不足すると「ドーパミン」や「アドレナリン」が増えるのを抑制できなくなり、結果、普段なんとも思わないような些細なことでイライラしてしまいます。
そしてイライラが続くと大きな怒りとなり、衝動的な行動を起こしてしまうことにもなりかねません。
他にも、「セロトニン」は覚醒を促す作用があるため、「セロトニン」が不足すると頭がぼーっとしてしまい、集中力の低下を招きます。
また女性に多い「偏頭痛」も「セロトニン」が不足していると起きやすくなり、「偏頭痛」の原因のひとつとも言われています。
さらに物事に対して意欲がなくなり、気分が落ち込みます。それが進行していくと「うつ病」を発症します。
具体的には次のような症状が発生します。
- やる気がでない
- 疲れやすい
- 眠れない
さらに「セロトニン」が不足すると、日常生活に支障をきたすものも出てきます。
- 不安障害
- パニック障害
- 強迫性障害
ここまでは精神的ないくつかの症状を挙げてきましたが、精神的な心の不調だけではなく、体の不調を起こすものもあります。
「セロトニン」は自立神経のバランスを調節するため、次のような体の症状も現れます。
- めまい・頭痛・耳鳴り
- 動悸・息切れ
- 倦怠感
- 下痢・便秘
幸せホルモン セロトニンを増やすには?
「セロトニン」が不足すると様々な心身の不調をきたすことが分かりました。
しかし「セロトニン」が増やすことができれば、先ほど述べたような不調を防ぐことができます。
そこでここでは、「セロトニン」の増やし方についていくつかご紹介したいと思います。
① 適度な運動をする
健康的な体作りの基本ともいえますが、適度な運動をすることにより「セロトニン」の分泌を増やすことができます。
日常生活において簡単に取り入れることができるものとして、一定のリズムで行うものがおすすめです。
- ジョギング
- ウォーキング
- スクワット
- 踏み台昇降
- サイクリング
また、太陽の光を浴びることによって、「セロトニン」が脳内で合成されるため外での運動がより効果的です。
② 楽しいことを考える
物事を良い方向に、ポジティブに考えることにより、セロトニンの分泌が盛んになります。
逆にネガティブな考えの人は「セロトニン」が不足して、常にストレスを抱え込んでしまいます。
また感動することも良いとされているので、感動できる映画や小説などを読んで世界に入るのもおすすめです。
③ 好きな音楽を聴く
好きな音楽を聴くと心が自然とリラックスして、そのリズムが脳をリラックスさせてくれます。
④ 良質な睡眠をとる
睡眠不足はストレスを引き起こします。このストレスをなくすためにも十分な睡眠はとても大切です。
ゴッドハンド整体師の作った『整体枕』⑤ 食生活を見直す
「セロトニン」を合成するために必要な「トリプトファン」を含む食品には次のようなものがあります。
- 乳製品
- 卵
- ピーナッツ
- 大豆製品
朝食に目玉焼きやスクランブルエッグ、ヨーグルトなどをとり、太陽の光を浴びることにより、「セロトニン」がより多く合成されます。
おいしい米粉スイーツ come×come(コメトコメ)まとめ:幸せホルモン セロトニンの増やし方教えます!
「セロトニン」といわれる物質が、「幸せホルモン」と呼ばれる理由が分かりましたね。
そして「セロトニン」が不足すると、心だけではなく体にも不調をきたすことも分かりました。
「セロトニン」を増やす方法として5つを見てきました。
セロトニンを増やす方法
- 適度な運動をする
- 楽しいことを考える
- 好きな音楽を聴く
- 良質な睡眠をとる
- 食生活を見直す
これらすべてをクリアしようとすると、またストレスになってしまうので、頭の片隅にでも置いて、毎日の生活を送るだけでも違ってくるのではないでしょうか。
一日一日を楽しく、快適に過ごすためにも、少しだけ意識して毎日を楽しく送ることができるといいですね。