朝、暑さで目が覚めるほどの夏がやってきました。
起きてから出かけるまで何も食べたくない日もあると思います。
しかし、この暑い夏だからこそ、暑さに負けないように、しっかりと食事を摂りたいものです。
気温が上がり、暑くなると食欲が低下するのはなぜでしょうか。実は、水分不足もその原因に大きく関わっているんです。
一般的に成人が一日必要な水分量は2.5リットルと言われていますが、私自身、普段からあまり水分を摂らないので相当意識しなければ2.5リットルというのはとても難しい量です。
そのうちの約1リットルは朝昼晩の食事から補われているため、例えば、朝食抜きや昼食抜きの人はそれだけで水分が不足してしまいます。実際に熱中症になる人の多くは朝食抜きの人が多いそうです。
夏は冷たい飲み物が飲みたくなりますが、冷たい飲み物で体を冷やすと食べたものが消化されず、せっかく摂った栄養も吸収されにくく、結果栄養不足になります。
夏だからこそ、温かい食べ物や飲み物で体を温めて免疫力をアップさせたいものです。
そこでおすすめしたいのが「一杯の味噌汁」です。
それも一日の始まりである「朝」に摂ることをおすすめします。
今回はなぜ夏の朝に一杯の味噌汁がおすすめなのか、そして暑い夏に避けた方がよい食べ物とおすすめの食べ物についてお話したいと思います。
朝に味噌汁がおすすめの理由とは?
まず一日の水分補給のためにも朝は「汁物」がおすすめです。
そして暑さで一番消費されるたんぱく質を摂ることが大切です。
暑い夏の朝には「一杯の味噌汁」がおすすめです。味噌そのものにもたんぱく質が含まれていますが、味噌汁の具材にこそ、たんぱく質豊富な具材を入れてほしいと思います。
たんばく質豊富な味噌汁の具材のおすすめ
- 豆腐
- 卵
- かまぼこ
- はんぺん
- 油揚げ
基本的に味噌汁の具材はなんでもOKです。前日に残った野菜など入れるのも栄養面から考えてもおすすめです。
本来であれば、エネルギーとなる炭水化物である白米と一緒に食べたいところですが、もし、時間がなければ午前中のなるべく早いところでおにぎりやパンなどを補給した方がよりいいですね。
そして体を温めるために温かい飲み物と一緒に摂ることにより、代謝もアップして免疫力があがりますね。
便利な味噌玉レシピを教えます!
前章で朝食に一杯の味噌汁をおすすめしましたが、作ろうと思っても朝は時間がない人も多いと思います。
そんな時のために、「味噌玉」の作り置きをおすすめします。
「味噌玉」というのは、一食分の味噌ベースのものを冷凍しておき、食べるときに熱湯を注いで溶かすだけの便利な保存食です。
ここでは「味噌玉」の具材例をご紹介したいと思います。
材料:味噌大2、だし8g
具材例①ドライベジタブル大1、高野豆腐5g、すりごま大1
具材例②ドライベジタブル大1、おろし生姜小三分の一、あおさ、卵1個
具材例③とろろ昆布、梅干し、納豆1パック
これらを一食分ずつ小分けにして冷凍します。食べる前にレンジで10秒ほど温めてから、熱湯で溶かします。
このように一食分ずつ冷凍しておけば、忙しい朝でもすぐに食べることができて便利ですね。
夏に避けた方がよい食べ物とおすすめの食べ物
ここでは暑い夏に避けた方がよい食べ物と暑い夏だからこそおすすめの食べ物をご紹介したいと思います。
避けた方がよい食べ物
- 脂っこいもの(揚げ物、肉類、中華料理全般、菓子パンなど)
- 冷たいもの(冷たい飲み物、冷たい麺類など)
これらは内蔵に負担をかけるため避けたいものです。
おすすめの食べ物
- たんぱく質を含むもの(ヨーグルト、バナナ、ドライフルーツなど)
- 食物繊維を含むもの(きのこ類、海藻類、納豆、ごぼうなど)
ただし、胃腸が弱っているときは食物繊維を多く含むものは避けましょう。
また、夏は暑さのあまり食欲が低下しますが、香辛料などで食欲を増進させるのもひとつの方法です。
カレーは食欲を増進させますがルウを使ったものは脂質が多いため、カレー粉で風味をつけたり、梅干しや唐辛子などの刺激があるものを少量使うことをおすすめします。
まとめ:暑い夏こそ「一杯の味噌汁」から始めよう! 朝食で夏を乗り切ろう!
夏は暑さのあまり、食欲がない人は多いですよね。私も夏の朝は特に何も食べたくありません。
しかし、こんな夏だからこそ暑さに立ち向かうためにもしっかりと食事を摂りたいものです。
そして忙しい朝でも「味噌玉」を作っておけば手軽に味噌汁を作って朝から栄養を補給することができます。
避けた方がよい食べ物
- 脂っこいもの(揚げ物、肉類、中華料理全般、菓子パンなど)
- 冷たいもの(冷たい飲み物、冷たい麺類など)
おすすめの食べ物
- たんぱく質を含むもの(ヨーグルト、バナナ、ドライフルーツなど)
- 食物繊維を含むもの(きのこ類、海藻類、納豆、ごぼうなど)
いつもこれらを食べると疲れてしまうので、気がついたときに、少しだけ意識して摂ることにより、少しずつ変化が現れるはずです。
暑い夏だからこそ、工夫して食事を摂ることにより、暑さに負けない体作りをしたいものですね。