パソコン1台であらゆる仕事をこなす、ネットでも噂の「ノマドワーカー」。
ノマドワーカーとはどのような職業なのか、なぜ自由な時間で仕事が出来るのか、その実態をレポートしたいと思います。
「好きな時間に、好きな場所で、好きなだけ仕事が出来るノマドワーカー!貴方もなってみたいと思いませんか!」
こんな広告をネット検索で目にしたことはありませんか?
私がこの広告を最初に目にしたときはネガティブなイメージしかなく、「うさん臭いねずみ講…」と思ってしまったことを今では大変反省しております。
では「ノマドワーカー」とはどんな仕事のやり方なのか、少しずつ解き明かしていきましょう。気になる方は、最後まで読んでしまうとやりたくなってしまうかもしれません!
ノマドワーカーとは?
ノマドワーカーの語源と意味
1日は24時間あるのはご存知と思いますが、人間は「睡眠」を取らないと身体がどうにかなってしまいますよね。
例えば、7時間を睡眠で使ったとして、残り17時間。また食事も3食、時間にして合計2時間程度でしょうか。お風呂やトイレを合計して1時間とします。通勤に往復2時間かかったとして、仕事につかえる時間は最大で12時間となります。
その12時間を「どのように仕事で使うか」が今回ご紹介する「ノマドワーカー」の重要なカギとなります。
ノマドワーカーの語源「ノマド」とは「遊牧民」を表しています。
「遊牧民」+「ワーカー:働く人」というワードで想像すると、「家畜を放牧して、牧草を求めて働く人々」を思い浮かべられると思います。
さらにイメージを膨らませると、「自由に移動する、時間にとらわれていない」というようにイメージできないでしょうか。ノマドワーカーの語源からイメージできることは、「時間にとらわれないで働くこと」であると言えるのではないでしょうか。
先ほど「仕事に12時間を使う」という話をしましたが、普通サラリーマンであれば、この12時間を「通しで使う」ことになろうかと思います。
例えば朝早く仕事をする場合は、朝7時から夜の7時まで「通しで仕事」をすることになります。
しかし、ノマドワーカーは時間にとらわれません。
自分で時間を選択し、12時間以上仕事をする人もいれば、1日2時間しか仕事をしない人もいます。それがノマドワーカーという働き方なんです。
「自由」という重さ
もう一つの意味合いとして、「自由に移動する」という言葉があります。
これの意味することは、「仕事をする場所を選ばず、自由に仕事をする」事になります。みなさんは「自由」ということに対してどのように思われますか。
サラリーマンなら、自由は就業時間外でしかありませんよね。会社で働く以上拘束をされるのは当たり前だと思います。
ノマドワーカーは「常に自由」なので、自由に仕事ができる環境だったり時間だったり、自由というと、楽だ!楽しそう!って思われる方は多いと思いますが自由って意外と大変なんです。
ノマドワーカーとはどんな仕事なのか?
パソコンでできる仕事なら何でも
ノマドワーカーは個人事業主のようなもので、直接クライアントと交渉して仕事を受注し、納品してその報酬を得ます。
仕事内容は、例を挙げるとキリがありませんが、レポートやブログ記事作成、動画編集などもさまざまです。
ネット検索のシステム、目を引くイメージ図、分かりやすい図解、きれいな背景写真など、すべてとは言いませんが、その一つひとつをノマドワーカーが作成したものと言ってもいいすぎではないと思います。
必要なスキル
ノマドワーカーにとって一番重要なのは、「パソコンが使える」ことです。
このスキルがない人は、残念ながらノマドワーカーはあきらめてください。
なんてことはありませんのでご心配なく!
ネット検索してお買い物が出来るレベルであれば、「プチ・ノマドワーカー」にはなれるかと思います。
ネット広告のアンケート回答で、1回/数円を報酬としてもらえる仕事もあります。検索しただけでも報酬が手に入る仕事もあるようですが、そのへんについては別の機会にお話したいと思います。
ノマドワーカーとテレワーカーとの違い
テレワーカーとは?
ここ2~3年のコロナ禍で仕事の方法が変わり、「テレワーク」という仕事のやり方が進んでいます。
工場などでものづくりに関わっている人は、工場へ通勤しなくてはなりません。しかし、事務処理をする人、顧客に報告書を作成する人などは、在宅で勤務することができるので、テレワークが定着しつつあります。
通勤時間がゼロになるのでメリットがあると思いますが、自宅での仕事の自己管理が必要なのでそれなりの大変さもあるかと思います。
帰属か、自由か
先ほど「自由って大変なんです」と言いましたが、その辺をお話したいと思います。
このイメージ図にあるように、テレワーカーは「会社に所属(帰属)」しているので拘束されていますが、その分会社が守ってくれます。
ノマドワーカーは個人事業主として扱われるので、管理面では全て自分でやらなくてはなりません。仕事の受注も、自分でお仕事サイトから探して、自己アピールして・・・など。
仕事を受注してもそれきりになったり、なかなか仕事が決まらなかったり、言えばたくさんあるのでこれくらいにしておきます。
自由っていいんですけれど、当然大変なところもあります。会社員も大変ですけどね・・・
ノマドワーカーのメリット・デメリット
大変な自由
パソコン一つで、好きな場所で、好きな時間で、好きな仕事ができるノマドワーカー。その大変さはわかってもらえたかと思いますが、大変でも自由の良さも大変大きなメリットだと思っています。
ネット上では、数千のお仕事があなたを待っています。
大変さと自由を両手に抱え、あなたがパソコンの前にいるところを想像して見てください。
拘束される安心感
サラリーマンには、自由こそ少ないですが、守られている安心感があります。
今の世の中、終身雇用は終わりを迎え、いつ仕事がなくなってしまうか分からないところはありますが、それでもサラリーマンは、企業からも、社会からも守られていると思います。
仕事でミスしても、そのミスの代償を払う必要はないし、一定額の給与をもらえることは会社が守ってくれていると言えるでしょう。
まとめ:ノマドワーカーとは!? あなたならどうする?
なんとなくノマドワーカーという仕事のやり方が見えてきたと思います。
これからノマドワーカーになってみたいと思った方は、その気持ちを大切にしてください。すでにこの記事を読んでいる人は、興味がおありでしょうから、もし参考になったのであれば大変ありがたいです。
今、サラリーマンをしていて、不満のある方はいませんか?
大なり小なり不満はあろうかと思います。その気持ちも正直な自分の気持ちだと思いますので、いずれその気持ちのままに決断する時がくると思います。
いつ始めても「遅い」なんてことはありません。決断した時がスタートですから・・・
さあ、ネット検索で「ノマドワーカー」と打ち込んでみてください。新しい世界があなたを呼んでいるかもしれません。