ペットボトルの飲料は、持ち運びにとても便利ですよね。
出かけるときに家から持っていくと重いので、私も外出先で自動販売機やコンビニでよく購入します。
サイズでいうと600mlが定番ではないでしょうか。もう少し小さめ、というと350mlくらいはよく見かけますよね。
しかし最近では、350mlよりさらに小さくなった195mlがあり、それが人気だと話題になっています。
195mlではとても小さくて、喉が渇いているとあっという間に飲み終わってしまうような気もしますが、それがなぜ今、人気があるのでしょうか?
今回は小型ペットボトルの人気について見ていきます。
小型ペットボトル人気の理由
一つはコロナ禍において散歩やウォーキング、マラソンをする方が増えたことに要因があります。
ちょっと飲みたいな、という時、600mlでは重たくて飲みきれないし、350mlでも多い、もう少し小さめのペットボトルが欲しい、という50代以上の世代から多く声が上がりました。
ペットボトルの定番といえば600mlですが、近隣でのちょっとしたお出かけで飲み切るのは難しいものです。
そこで持ち歩くにも負担が少なく、飲みきりサイズの195mlの開発が進められました。
首都圏においては、通勤平均時間が約50分と言われています。その通勤時間で、途中水分補給したい場合も195mlというのはジャストサイズのようです。
さらに来客や会議においても衛生面を考えて、飲みきりサイズの195mlは重宝がられたようです。
こうして2021年12月に195mlサイズのペットボトルが誕生しましたが、ペットボトルの代表ともいわれる「お茶」に関して、
サイズ以外に「味」まで違うことを皆さんはご存知だったでしょうか。
続いてはペットボトルのサイズだけではなく、「味」まで違う「お茶」にスポットをあてて見ていきましょう。
ペットボトルのお茶、600mlと195mlでは味が違う?
同じ名前のお茶で、サイズが違うだけのように見えるのに「味」まで違うなんて驚きですよね。
そこで今回は「お茶」の代表ともいえる「お~いお茶」についてみていきたいと思います。
ここでいう195mlというのは、一般的な湯呑みサイズと言われています。
家庭において湯呑みでお茶を飲むとしたら、少し濃い目で飲む方が多いのではないでしょうか。
そこに注目して195mlを開発するにあたり、「味の濃さ」にこだわりながら進めていきました。
定番の600mlサイズに比べて195mlサイズは、旨みを凝縮して少し濃い目のお茶として商品化しました。
確かに薄めのお茶で湯呑み一杯というのはどこか物足りないですよね。それが少し濃い目で湯呑み一杯となれば、少量でも満足の行くお茶になります。
しかし、ここでもう一つ驚きなのがサイズと味の違いは、今回の195mlサイズで初めて開発されたわけではないというのです。
例えば、これまでにある2リットルサイズと600mlサイズでも味は違うのですが、皆さんは気付いていたでしょうか。
正直なところ、私はお茶に関してさほどこだわりがなく、同じ名前のお茶であれば、サイズが違っても味の違いまでは、気づきませんでした。
さらに、たまに缶のお茶を見かけますが、缶とペットボトルではより味の違いがわかるそうです。
次に「お~いお茶」の缶とペットボトル195mlサイズと600mlサイズの味の違いを比べてみたいと思います。
「お~いお茶」缶とペットボトル195mlと600mlを味比べ
最近のお茶はペットボトルが主流となり、缶は少なくなりました。
缶のお茶というのは、そもそもお弁当と一緒に飲むことが多いでしょう。一方、ペットボトルというのはキャップがついているので、長い時間かけてゆっくり飲む方が多いですよね。
それではお茶の味の違いについてみていきましょう。
サイズ違いによるお茶の味の違いは?
缶のお茶は、お弁当と一緒に飲まれることが多いため、通常のものより、濃厚で旨みが凝縮された味になっています。
それに対して、ペットボトルはちょっとしたお出かけなど、長い時間をかけて飲むことが多いため、飽きのこないスッキリとした味わいで渋みと旨みがバランスよく感じられるものとなっています。
実際に飲み比べをしてみると・・・
確かに缶は香りが強く、飲み終わった後に少し渋みが残ります。
それに比べてペットボトルはスッキリしていますが、600mlより195mlの方が少し苦味もあり濃さを感じます。
見た目のサイズだけではなく、味まで違うように工夫されている「お~いお茶」は本当に素晴らしいですね。
サイズ違いによるお茶の色の違いは?
ここまでサイズによって味の違いがあることは分かりました。
それでは、缶と2種類のペットボトルの色の違いはどうでしょうか。
ペットボトルは透明なのでお茶も透明な緑色だと分かります。しかし、缶のお茶は少し濁った緑色なんです。
これにはちゃんと理由があります。
ペットボトルは缶に比べて、光の影響を受けやすく劣化しやすいのです。
そのため、ペットボトルのお茶は光の影響を受けやすい成分を製造段階においてろ過しているため、透明になっているんです。
ということは、ペットボトルの195mlと600mlは同じ容器なので色に大差はないということですね。
さらに毎年、春の訪れと共にその年の気温や気候に合わせて味の変化を考えて製造しているそうです。この企業努力には頭が下がりますね。
まとめ:小型ペットボトル人気の理由とサイズによる味の違い
缶とペットボトルにより、同じ飲み物でも違いがあるようにつくられていることがわかりました。
缶、ペットボトルの容器やサイズによる、味の違い
- (缶)一気に飲めるように旨みが凝縮されておりキレのある味わい
- (ペットボトル195ml)少量でも満足できるよう渋みと旨みのバランスが良い
- (ペットボトル600ml)ゆっくり飲むことができるようスッキリとした味わい
毎年、新しいことが始まる春の訪れと共に変わっているので、今年はまた違った味わいのお茶が楽しめるかもしれませんね。
お茶の味に敏感な方なら、きっと何か違いを感じ取るはずです。お茶好きな方はぜひ試してみてはいかげしょうか。