気温も暖かくなり春がどんどん近づいてきましたね。
桜が散ると一気に緑が増し、夏目前という雰囲気になってきます。
ところで、みなさんの夏の思い出作りに欠かせないイベントは何ですか?
花火や海水浴など色々ありますよね。
私が夏の思い出として絶対に欠かせないのは「野外音楽フェス」です。
フェスに参戦しないと夏が始まらない感じです。
そこで、これから初めてフェスに参戦する方、フェスを知らない方にフェスとはどういったものなのかを伝えていきたいと思います。
今回は通称「メトロック(METROCK)」と呼ばれるフェスについて見ていきますので、参考にしてみてくださいね。
※2019年に参加したときの状況をベースに最新情報を交えて書いています。
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メトロックとは
METROCK(メトロック)の正式名称は「METROPOLITAN ROCK FESTIVAL」と言い、テレビ朝日・MUSIC ON!TVなどが事務局として運営している野外ロックフェスです。
後にMETROCKの事業責任者となるテレビ朝日の長澤剛史氏と当時のミュージックステーションのプロデューサーが「ロックに振り切ったイベント」を計画し2013年から開催されています。
メジャー・インディーズ関係なく、人気のあるバンドや駆け出しの注目新人バンドが各ステージで厳選した曲や新曲などを披露します。
メトロックの開催期間
毎年5月中旬に大阪府堺市の海とのふれあい広場で2日間、翌週に東京都新木場の若洲公園で2日間にわたり開催されます。
2022年開催期間
- 大阪会場: 2022年5月14日(土)~ 15日(日)
- 東京会場: 2022年5月21日(土)~ 22日(日)
メトロックのチケット代
- 1日券 11,000円
- 2日券 21,000円
両会場同額金額で税込みです。
※2022年時の金額です。今後変動があるかもしれません。
メトロックへのアクセス(大阪・東京)
大阪会場
大阪会場: 大阪府堺市・海とのふれあい広場
南海電気鉄道南海本線 「堺駅」下車
※堺駅近辺より無料シャトルバスあり
最寄駅の南海堺駅・東口改札からは徒歩約15分で無料シャトルバス乗り場に着きます。
バス乗り場は大浜体育館・大浜武道館前です。
バス運行開始時間はAM7:30~で会場までの所要時間は片道約20分かかります。
私が行った2019年時のバス乗り場は、もっと駅に近く徒歩約6分でした。
2022年は蜜回避などの対策もあってか、かなり遠くにバス乗り場が設定されています。
「JR堺市駅」と間違えないように気を付けてください! 全く別の場所にあります。
もし間違えてしまったら25分ほどかかりますが乗り換えも可能です。
東京会場
東京会場: 新木場・若洲公園(東京都)
JR京葉線・メトロ有楽町線・臨海副都心線 「新木場駅」下車
都バスの木甲11系統 若洲キャンプ場前行きで終点「若洲キャンプ場前」下車
バス所要時間は約15分かかります。
タクシーで新木場駅から会場までは約10分かかり、料金は1500円前後。
徒歩だと新木場駅から会場まで約45分かかります。
2019年までは大阪会場と同じく無料シャトルバスが出ていましたが、2022年から都営バスでの運行になりました。
公式サイトにはバスの金額掲載がなかったのですが、210円程度かかります。
現段階でバス運行開始時間は定かではありませんでしたが、開催が近づき次第正確な運行時間の発表がされる予定です。
どちらの会場も駐車場の整備がないので、シャトルバスでの来場をしてください。
大阪会場のみバスに乗る際に、チケットもしくはリストバンドの確認をされるのでなくさないように注意してください。
当日は会場周辺が混雑するので、時間に余裕をもって行くことをおすすめします!
夜行バス比較サイト【バスブックマーク】メトロックの会場内(大阪・東京)
主な設備として、トイレ・救護テント・案内所・クローク(手荷物預け所)があります。
クローク代は1000円で1日出し入れ自由・70Lの袋に入るサイズまで。
そして「フェス飯」と呼ばれる各飲食店が屋台形式で連なる場所やアルコール類とソフトドリンクが売っている場所もあります。
これらは基本どのフェスにも必ずあります。
ゴミ箱の設置も必ずありますが大体は飲食ゾーン近辺です。(各フェスごとに違いあり)
その他に必ずあるのが各出演バンドのグッズ販売所です。
人気のあるバンドのグッズ売り場はかなりの長蛇の列になりますし、売り切れも当たり前なので、欲しいグッズがある際には会場後すぐに並ぶことをおすすめします。
ここからはメトロックに関してのその他設備やブースを紹介していきます。
大阪会場
女子更衣室/パウダールーム
私は実際に使っていないので、着替える場所の具体的な構造は分からないのですが、手前では何個か姿見があり、そこで美容学生さん達が無料でヘアーセットをしてくれます。
女性有料トイレ
300円のウォシュレット付・クーラー完備で完全個室の快適トイレです。
こちらも実際に使用していないので使用心地は分からないですが、フェスのトイレは簡易トイレが連なっており初めて使う方にはかなり勇気のいるトイレです。
衛生面などが気になる方にはこちらがおすすめですね。
授乳室
会場に入ってすぐの救護テントの隣に1か所だけあります。
この時は使用しませんでしたが、プレハブの授乳室でした。オムツ交換台もあるみたいです。
足洗い場
靴などが汚れた際に使用する洗い場です。
一応どのフェスも禁止事項にはなっていますが基本ステージ前方ではモッシュ(観客同士がわざとぶつかり合う)やサークル(円になってみんなで回る)、ダイブ(頭上を人がステージに向かって転がる)などが行われているので、その際に関与していなくても足を踏まれ靴が汚れる場合があります。
その時にぜひ活用してください!
フォトスポット
記念写真を撮れる場所です。
各フェスの名前やイラストが描かれた背景、オブジェなどがあって思い出を残せます。
暗黙の了解のようなもので後ろに並んでいる人が前の人の携帯を渡され撮影します。
そして、ここも混みます。そこそこ待機時間が必要ですので並びたくない人や撮影するのが苦手な人は遠目から写すといいかもです。
体験エリア
親子で参加できる手作り&ワークショップを体験できるエリアです。
例として子供用Tシャツやトートバッグのステンシルペイント体験(参加費及び材料費がかかります)などが行われています。
日よけテント
待機時間などに休憩ができる場所です。
野外なのであまり木陰や涼む場所がないので熱中症対策には便利ですね。
携帯充電コーナー/簡易コンビニ
会場に入ってすぐの救護テントの近くに1か所だけあります。
こちらも使用していないので調べてみましたが、コンビニと書かれた看板があるテントの端に充電コーナーの旗がひっそりとありました。
エリアマップを見ながらでないと絶対に見落としそうなので、使用される場合は注意してください。
東京会場
エコブース他
大阪会場にある体験エリアと同じようなブースです。
例としてヘナタトゥー体験やNPO法人によるお菓子の袋を再利用した製品で作るブレスレット、フィリピン雑貨などを販売しています。
2019年は11団体のNPO法人が出店していました。
フォトスポット
こちらも大阪会場同様、オブジェなどが設置されています。
大阪会場の方が授乳室や更衣室など設備や配慮が多いですね。
メトロックのステージ(大阪・東京)
大阪会場は4種類、東京会場は3種類のステージがあります。
BAY FIELD(大阪)
大阪会場のメインステージ
人気のあるバンドがここのステージで演奏するので、1番収容人数も多く盛り上がります。
ヘッドライナー(開演時に演奏する人)、トリのどちらもこのステージです。
演奏時間は各バンド40~50分で大体10曲ほど楽しめます。
ちなみにトリは1時間です。
GREEN HILL(大阪)
大阪会場で2番目に大きいステージです。
演奏時間は各バンド30分~40分で大体7~8曲ほど楽しめます。
名前の通り木が多いので木陰で他のバンドの曲を聴きながら待機もできますよ。
後方には「ピクニックエリア」といってレジャーシートをひける専用のエリアが広域にあり、丘のように高くなっているので画面を見ながらゆっくりと音楽を楽しみたい方や家族連れにいいと思います。
NEW BEAT SQUARE(大阪)
ここから結構ステージが小さくなってきます。
行ったことはなく通り過ぎただけですが、そこそこ人気のあるバンドが演奏しています。
演奏時間は各バンド30分で大体6~7曲ほど楽しめます。
SUNSHINE ARCH(大阪)
1番小さいステージでテントの中に設置されています。
こちらも行ったことはなく通り過ぎただけですが、これからの可能性を秘めた新人バンドがほとんどです。
観客数は少ないですが、結構盛り上がっている時があり正直驚きました。
BAY FIELDとGREEN HILLはお互い両端にありますが混雑時でなければ約10分ほどで移動できる距離です。
交互に演奏が始まるので見たいバンドが、たくさんある人は大忙しです!
メインとサブの演奏の合間に他2つのステージで演奏が始まるので少し見て本命を見に行くという楽しみ方もありますよ。
WINDMILL FIELD(東京)
東京会場のメインステージ
名前の通りステージの後ろには風量発電用の大きな風車が立っていて、迫力がありますよ。
メイン会場後方には木があるので木陰で休憩もできます。
SEASIDE PARK(東京)
東京会場で2番目に大きいステージです。
たくさんの木に囲まれているので、こちらも木陰で休憩ができますよ。
ちなみに木々の後ろには東京湾が見えます。
NEW BEAT SQUARE(東京)
大阪会場と同じく1番小さなステージです。
ただ東京会場はテントの中ではなく、立派なステージになっています。
メインとサブのちょうど中間にこのステージがありますので、移動中にチラッと覗いてみるのもいいと思います。
WINDMILLからSEASIDEまでは、おそらく大阪会場と変わらないと思いますが、SEASIDEの出入り口や通路幅が狭いので、終演後は凄く混んでなかなか進みません。
ですのでステージ移動する方は後ろ髪ひかれますが早めに移動するといいと思います。
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メトロックはどうやって見る?
だいたいのフェスが各ステージの最大収容人数が入るよう柵で囲われています。
基本はスタンディングで自分の好きな場所を確保し思う存分楽しむのですが、メトロックのように後方にシートを敷いたり、他では椅子を置いてもいいエリアもあったります。
前方に行けばいくほど、もみくちゃにされ正直演奏を悠長に聞ける状態ではなくなります。
ステージ両脇には大きな画面があり、遠くてもアーティストが見えるので、ゆっくりと音楽を楽しみたい方や子連れの方は後方エリアで見るのがおすすめですよ。
メトロックはどんな人に向いている? 初めてでも大丈夫?
「初めてフェスに行くけど初心者でも大丈夫かな?」
「子連れでも行けるのかな?」
「若い人達ばっかりなのかな?」
初めてフェスに参戦する時は結構不安になりますよね。
でも大丈夫です! 実際フェスには色んな人が来ていますから。
友達と何人かで、恋人同士ではもちろんですが、一人参戦の方もいますし子連れの方もいます。年齢も10代~50代とかなり広範囲ですよ。
メトロックに関してはフェスでは珍しい授乳室や完全個室トイレも完備されているので、特に女性は快適に過ごせるんじゃないかなと思います!
メトロックを見るときの3つの注意事項
※あくまでも個人的な主観での注意事項です。
第一に絶対にリストバンドをなくさない
フェスは入場する際にリストバンドをします。
これがその後のチケットの代わりになり、会場を自由に入退場できるのです。
紛失したら再入場できないので本当に注意してください。
雨の日に傘は差さない
理由は他の人にぶつかったり、先端がささったりする可能性があるからです。
いざ演奏が始まると興奮して周りが見えなくなりがちで、他の人を気にかけている余裕がなく、知らない間に迷惑や怪我をさせているかもしれません。
ですので、雨の日のフェスはカッパもしくはポンチョに長靴、帽子が基本の格好です。
ちなみに私は雨の日のフェス遠征をした際に、シューズカバーを何度か使いましたが便利だなと思いました。
長靴は持っていくのには重いですが、これなら使い終わったら捨てれるし重くないし、とても重宝しましたので参考までに。
飲み物はペットボトルタイプをかばんにしまっておく
飲み物に関してですが、フェス会場で購入できる飲み物はプラカップに入っていることが多いので、手に持って演奏を聴くことは好ましくないかなと思います。
これも理由は傘と同じで、周りの人に迷惑をかける可能性があるからです。
ぶつかったり、動いてこぼしたりした際に相手の衣類等が汚れたら弁償しなければならない場合もあるからです。
なのでペットボトル飲料をかばん等に入れておくといいですね。
まとめ:野外フェス「METROCK(メトロック)」
今年のメトロックは、私が参戦した2019年以来2年ぶりの開催です。
フェス好きの人達はもちろん、アーティスト側も主催側も全員が開催までの期間を楽しみにしていることでしょう。
大阪と東京で若干、出演アーティストが違うのでそこもまた楽しみのひとつですよ。
みなさんもぜひメトロックで暑い夏の思い出を増やしてみては、いかがでしょうか?
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