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哲学者でなくとも、哲学できる。
ジュニア向けに書かれた入門書でありながら、奥が深い。私のような哲学を知らない者にとっては、哲学の入口へ導いてくれるこのような書が非常にありがたいものです。
著者と哲学の出会いから始まり、哲学と宗教、哲学のパラドクス、実存、現象学、自己などと展開し、哲学者ニーチェやフッサール、ヘーゲルなどを取り上げ、次第に哲学の核心に触れていきます。
著者にとって哲学とは、「自分で考え直すための思考の方法」であり、また「世界を深く知る」ことが重要であると述べています。哲学って何だろうと思ったら、最初に手に取りたい一冊です。